分類不能項目
Vol. 74
2019. February.21
Shock me 2
Shock me の続編です
さて、アレルギーと思われた全身ゆでダコ状態ですが、多分原因はクレアチンだろうと思っておりました。
実はとんでもない勘違いでした翌々日の朝になってクリニックであらためてナイアシンを内服して仕事の準備をしていると、「あれれ?またあのチクチク感があるぞ?」と思っていたら前回ほどひどくは無いが徐々に体が熱くなってきてやがて再びゆでダコ状態になってきました。
「あらら原因はクレアチンでは無く、ナイアシンだったんだあ!」と認識。そう言えば昨日ナイアシンを内服したとき、少しですが違和感は覚えていたのです。その時は「気のせいだろう」と軽く考え、そのうち忘れていたのでした。
徐々にですが、ふたたびゆでダコ状態になって行きましたが、症状としては初回よりは明らかに程度は軽い。まあそのうち治るであろうと思っていましたが、職員達からは「真っ赤ですよ」と指摘されてしまいました。
赤くなっている腕
元に戻った状態
真っ赤なおなか
回復したお腹
いずれの画像も色調補正などは行っておりません
そこで改めて調べてみるとなんと「ナイアシンフラッシュ=Niacin flush」なるものがあることに気がつきました。見てみると、ナイアシンの摂取量が100mgを越えると出現することがあるそうで、「アレルギー反応では無く、ナイアシンの作用により末梢血管が一気に拡張するために出現する現象」とあります。幸い体に害はないとのことで徐々に慣れていくとのことです。見ると私の内服したナイアシンは1カプセル500mgあります。まあそれではフラッシュが出ても不思議では無いです。国内で流通されているナイアシンの多くは1カプセル100mg程度のものが多いようです。それをいきなり500mg内服すれば、それはフラッシュが出てくるはずです。
それでは患者さんに処方しているナイアシンは大丈夫か?と心配しましたが、ナイアシンフラッシュを生じるのは「ナイアシン=ニコチン酸」ですが患者さんに処方しているのは「ニコチン酸アミド」であり、これはナイアシンフラッシュを生じないとのことです。効果の違いは知りませんが何も知らない患者さんに「ナイアシンフラッシュ」を体験させるわけにはいきませんからね
「ナイアシンフラッシュ」を体験したくてナイアシンを内服する方もおいででそうです。私はあのぴりぴり感はとても気持ちが良いものとは思えませんなあ。でもまあ慣れてくるというのでもう少し続けてみようかなとも思ったりします
ところで無罪であることが判明したクレアチンですが、早速昼に内服してみましたがなんの異常も感じられません。クレアチン君疑ってごめんなさいね。
でもクレアチンは筋肥大を目的とするもののようで、副次的に水分を貯留させるので体重が増加するかも知れないとのことです。さてどうしたものでしょうか?
ナイアシンも面白半分で始めたものなのでいつまで続けるか未だ決めておりませんちなみに昨日はほとんど気にならない程度のフラッシュでしたが、本日、この文章を書いている途中でいきなりフラッシュがアタマを中心として出てきました。内服してから3時間近く経っているのに、なんでいまさら?といった感じです。一体どうなっているのでしょうね?