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Vol. 29

2008. Oct. 8

親子で久留里線全駅乗下車旅行(前編)


さて、相も変わらず(懲りずに?)親子鉄道旅です。

ただ、少し時間は戻りまして5月の連休の頃のお話です

今回は千葉県のローカル線を乗りつぶそうと言うことになりました。

そこで筆頭にあげられたのが「久留里線」です

内房の木更津から内陸に向けて伸びて、なぜかちょうど房総半島のまんなか付近で忽然と終点となる不思議な路線です!

(実は当初は太平洋側までつなげる予定だったらしいが途中で中止になったそうです)

Wikipediaより

赤い線が久留里線です

目立った観光地も無く、乗車するのは主に学生、電化はされておらず14ある駅で有人駅は4カ所のみ。おまけにフリー切符は存在しないために、いちいち乗車券を購入しなくてはなりません!!走っている車両はキハ38系という日本でもここだけというレアな車両!!!しかも日帰り可能!!

ということで久留里線のりつぶしに5月の連休の一日を使うことになりました。

例によって「チビスケメモ」をつけます。この色がチビスケメモです

久留里線路線図


出発当日!!

あらら天気は雨!!でも小雨模様でお昼過ぎにはどうにかなりそう、というかどうにかなって欲しい!!

傘を持って東京駅に向かいました

当然朝食は駅弁!私は「とんかつ弁当」、チビスケは「深川めし」を選びました

特急「さざなみ」がらがらでした

雨はますます強くなっていきます

途中五井駅にて小湊鐵道の車両を発見!次はここだと、思わず興奮してしまいます


木更津駅

何はともあれ始発駅の木更津駅です

無事木更津駅到着!左に停車しているのが久留里線の車両です。久留里線のホームは左の4番線のみです

雨はどうにかやんでくれました!!

8時に木更津に到着しましたが、列車は9時まで来ません。でも「ローカル線に乗る」ということがアタマにインプットされた瞬間、一時間待ちなんて全然苦にならなくなっている自分が怖い!

さて、待つこと一時間、3両編成の車両がやってきました。と、思ったらいきなり一両を目の前にで切り離してしまいました。ああ、これで本来の2両編成となったのですね

連結切り離し作業中

切り離し完了!

職員の肩にはタブレットが!!

基本的に一時間に一本のペースで列車が運行されるので時間節約のために駅を二つ進んだら一つ戻り、さらに3つ進んで一つ戻るというパターンをたどります(そうしないと一日で乗りつぶせません!)

チビスケメモ

さざなみ3号に乗って東京→木更津へ行く

利用切符普通の切符

8時26分に木更津に着く。久留里線は9時14分であるため1時間ぐらい待つ。その間に昼食の駅弁を買っておく(木更津名物駅弁漁り弁当)そして久留里線全駅下車スタート


まずは上総清川(かずさきよかわ)駅へ

さて、本格的なJRローカル線というのは実はこれが初めて。今までは乗下車自由なフリー切符を購入してきたのでいちいち乗車券を購入することはありませんでした。でも前述したように久留里線にはフリー切符というものは存在しません。房総フリー切符というものがありますが、なぜか久留里線は除外されているのです。

 木更津までの切符はあるがそこから先はどうやって切符を購入するべきかもしりませんでした。まあ駅を降りれば何かわかるであろうと思い、駅を降りました

でも何もありません

他のお客さんは地元の方々らしく、何事もなかったように降りていきます。

列車は去る。我ら親子以外誰もいなくなる。駅には妖怪ポストのようなものがあり、「使用した切符はここにお入れください」と書いてある。

切符なんて持ってないよー、精算する場所もないよー、これって無賃乗車?

気を取り直して周囲の観察へ

上総亀山方面

木更津方面

突き当たりが出口です。駅舎なんてありません、「待合所」(室ではない)があるのみ

少しは手入れしたほうがよいような

駅から出てみると道路がありますが、道路から駅の方を見てみるといったいどこに駅があるのかわかりません。

駅は「平野商店」の左を入ったところにあります

地元の人以外、地図を見ない限りここに駅があるなんてわからないでしょう!!!

待合所の横にあるのは「乗車駅証明発行機」です。実はここから券を取って、これで下車駅で精算するのでした。横には時刻表がありますが一時間に一本のペースで列車が走るのがおわかりになると思います。

ふと線路を見ると、線路の上を歩いて乗客がやってきます。なるほど車の往来がある表道路を歩くよりこちらの方が安全なのでしょうか?

チビスケメモ

木更津→上総清川

田園風景を味わっている間に最初の駅上総清川駅へ着く。ここは無人駅である。駅舎はなく待合室だけしかない。周りを散策していると駅の報告の看板がないことに気がつく。(みんなにわすれられたのだな〜)待合室で待っているとなんとみんな駅へ線路を渡ってきていることに気がつく。(これもすごい!)


祇園(ぎおん)駅(一つ戻る)

一つ戻って祇園駅に行きます。雨が再び降ってきました。

なぜ千葉に「祇園」があるのか??なんてかたい話はなしです

少しは大事にしろよなーと言いたくなります

ホームの幅はこんなに狭いです

ここの待合所はちょっとおしゃれ

道路から見てもきちんと信号には「祇園駅前」と表示されています。隣にはパン屋さんがあったりして、しかも駐輪している自転車の多さから比較的活用されている駅なのでしょう

待合所の「建物財産標」によると「平成2年2月」とあります。新しい待合所なのですね

まあこぢんまりとした待合所です。この後雨脚が強くなり、ほとんどこの待合所で次の列車を待つ羽目になりました。

チビスケメモ

上総清川→祇園

ここも無人駅。かわいい駅舎がある。周りにはパン屋とコンビニ(名前わすれた)がある。千葉なのになんで祇園なのか。理由は………分からない。(どうでもいいじゃん!)


横田(よこた)駅(3つ進む)

ここは数少ない有人駅。列車すれ違うことが出来、しかもタブレット交換を見ることが出来る駅です。

しかし!雨はますます強くなり駅員さんもカッパを着て作業をするくらいです。こちらも雨で悠長にカメラを構えることも出来ません!!!

右側の車両の横で駅員さんが黄色いカッパを着てタブレット交換作業をしています

雨じゃ雨じゃ!!

やはり落書きが、、

雨はざんざん降ります。仕方がないので駅舎(ちゃんとしている)で雨宿り?この駅舎は何度も改築してるようでしたが意外に古く、個人的には価値ありと思いました

なんだか公民館風です

駅舎内部はこんな感じ

天井も、壁板も後に貼り直したあとがありありとわかります。おそらく建築当初からあるのは柱の一部くらいなのでしょうか?

窓口の奥に現役のタブレットの機械を発見!!(赤いもの)駅員さんに頼み込んで写真を撮らせてもらいました

建物財産標発見!

大正14年1月とあります。古いのね

ついでに外のトイレ

これにも建物財産標を発見!平成20年3月とあります。古い駅舎と最新のトイレの組み合わせです

チビスケメモ

祇園→横田

有人駅。久留里線最大の目玉タブレット交換がある。(一言で言えば通行票)CTC化していないからである。駅舎がちゃんと有りトイレがある(古いほうがいいのに…)周りを歩いてみるとバス停がありなんと一時間に1本もないほど少なかった(バスも見捨てた横田駅〜〜)←俳句じゃない。駅舎は渋かった。特別にタブレットの機械の写真を撮っていいと言っていたので撮った。

東清川(ひがしきよかわ)駅(一つ戻る)

さあ、ここは珍しいコンクリートの待合所です。何でここだけコンクリート?きっと業者がコンクリート屋さんとつながりがあったのでしょうか?

ここは昔ながらの標識が残っていました

でーんと無骨な待合

待合所の建物財産標は昭和53年9月と記載があります。ペンキで塗りつぶされてしまっています

片面のみのホーム。待合所の他は何も建物はありません

本来の予定ではここでお昼時なので、ホームに座って木更津で買ってきた駅弁を食べる予定でした!

 ところが雨!!!とてもホームには座れません。仕方なく待合所に入りますがコンクリート製の待合所の中はじめじめとして薄暗く、壁には「ここでウ○コをするな」といった紙が貼られていたりで雰囲気ぶちこわしです。

本来は田植えが行われたばかりの田園風景を見ながらホームに腰掛けて昼食を取る予定でした

木更津駅で買ってきた「漁り弁当」立派です!!

仕方がないので立って食べたり

でも結局待合所に入って食べました

1978ー9とあります。待合所と同時期に作られたのですね

チビスケメモ

横田→東清川

無人駅。待合室はコンクリの駅舎である。ここで漁り弁当を食べた。道路脇に駅への看板はあるがさびていてほとんど見えない状態になっていた。周りにはカエルと水田しかない。

このように(たぶん)駅への案内板は錆びて判読不能


途中、車窓から外を見ていると鯉のぼりの大群がみえました!

雨で視界が悪いのと慌てて撮影したのでピンぼけですが、これだけのものは都内ではなかなか見ることは出来ません

おおっ!!


馬来田(まくた)駅(3つ進む)

 ここは平日は職員がいますが休日は無人駅になるという駅です。駅舎はいい味を出しております。雨は降り続けます

 

よく見てみると反対側のホームは使用されておらず、レールもないことに気がつきます

ホームの向かって左側にさらに線路が分かれます

こんな風になっています。そして終点?

ここで犬釘(線路と枕木を固定する)を拾いました。家宝としましょう

木造の駅舎がステキ!これで「まくた」と読ませるのですね

駅の周囲はこんな感じ。それにしても雨で残念、、、。まあこんな日もそれなりにいいものですが

駅舎内部です

改札をくぐって階段を上ってホームに出ます。

木製の出札口が渋い!

建物財産標より「昭和6年4月」とあります

こちらは待合所、建物財産標には「昭和34年1月」とあります。これも50年近く経っているのですね

トイレは少し離れた場所にあります。実は改札を出てからここまでスロープになっており、折り返して右にあるホームに行けるのです。急な階段を上れない人や車いすの方にはバリアフリーな構造になっています。(でも最初からそのようなことを考慮したかは不明ですが)。

トイレはたぶんFRP製と思われる簡易トイレ。水洗ではありません。さすがに旧来のものは使用に耐えなかったのでしょうか?

トイレにも建物財産標がありました!平成3年12月28日とあります。

チビスケメモ

東清川→馬来田

平日は有人駅だがGW中なので無人駅である。駅舎も木のまんまで渋い。ホームには一応待合室がある。昔は交換駅だったらしくホームが残っている。現在は簡易委託駅*である。ここで犬釘を発見した!!


簡易委託駅*

乗車券類の発売(?出札業務)が、鉄道会社から?市町村、?農協、駅前商店、個人などに委託された駅をいう。業務委託駅と区別するため、「簡託(駅)」「簡委」と通称されることもある。分類上は無人駅の一種となる。(Wikipediaより)

つづく