分類不能項目


Vol. 30

2008. Oct. 16

親子で久留里線全駅乗下車旅行(後編)


Wikipediaより

赤い線が久留里線です

「チビスケメモ」をつけます。この色がチビスケメモです


東横田(ひがしよこた)駅

ここは待合室がかつての国鉄貨物で使われていた車掌車を流用したものということなので楽しみにしていました


Wikipediaでみつけた旧駅舎の写真。かつての車掌車を流用したものでした

  

ところが!

 古い待合所は撤去され新たに待合所が作られていました!!!

手前はとてもきれいなトイレです。ガラスのついたてが雨風を防ぐようになっているのですね

昨年建て直されたのね

まあ地元の方からすれば、薄暗い待合所よりも新しい明るい待合所のほうが快適で良いでしょう。

駅前の風景です。なんだか普通っぽい

ここは時間の関係で10分程度しか滞在しませんでした

チビスケメモ

馬来田→東横田

ここは旧型の貨物車両を利用した待合室があったはずなのに行ってみたら無くなっており、その代わりにきれいな待合所ができていた!!あまりにきれいでつまらない!!周りの風景も普通の街っぽくてつまらない。がっかりした。でも地元の人にはきれいな待合のほうがいいのかもしれない


ところで気がついたことですが、仕方がないことではありますがホームと車両入り口の段差はけっこうなものがあります。車いすの方は一人では絶対に乗下車できないだろうなあといったところです


小櫃(おびつ)駅

 再びみっつ進んで小櫃駅に行きます。こぎれいな新しげな駅舎ではなく、待合所があります。建物財産標がどうしても見つからず、いつ出来たのか確認が取れませんでした。

がらんとした待合所

ここは確か駅前にSLが置いてあるとのことでした。さて、どこにあるのだろうとあたりを見渡すと少し離れたところにポツンと汽車が見えました

ホームの向こうにSLがみえます

ところが展示場につながる道がありません。当然、線路は横切らないようにとの掲示があります。でも線路を渡らないと辿りつけません。どうせ30分は列車は来ないのだしと思い線路を横切って見に行きました。

屋根付きで保存されていました。一応運転台に入ることが出来ます。保存状態はまずまずといったところでしょうか

汽車展示場?の方からみた駅です。

ホームから眺めた風景 /左端にSLがちらりと見えます

上の画像はクリックしたまま左右に動かすとグリグリと動きます(要QuickTime)拡大も出来ますので遊んでください

チビスケメモ

東横田→小櫃

無人駅。ずっとここまで読んできた人は分かると思うが実は久留里線のほとんどの駅が無人駅なのである。(これもすごい!)近くにSLが置いてあったので(物扱い)行ってみた。わきみちを通って線路を渡ってSLのところに着いた。中に乗れるので乗ってみた。(さびているので注意!)ここにはトイレはないので注意!駅舎(というのか待合室?)はお寺の建物みたいだった。

下郡(しもごおり)駅

 一つ戻って下郡へ

ここはホーム自体が短くとてもコンパクトな駅。簡素な待合があるのみです。線路の向こう側は一面田んぼです。とてものどかな雰囲気で、ゆったりした気持ちになることが出来ます。個人的には好みの駅です。

乗ってきた列車を見送ります

待合所、財産標には「昭和31年6月」とありますが、大部分は新たに作られたもののようです。風のある日には役に立たない可能性大です

「危険ですので線路 横断はしないでください」とのことですが踏切がないので、線路を渡らざるを得ないのです。

皆、線路の向こう側に自転車を停めて、線路をまたいで駅に来るようです

田んぼから見た下郡駅

上の画像はクリックしたまま左右に動かすとグリグリと動きます(要QuickTime)

チビスケメモ

小櫃→下郡

無人駅。ここはホームが他の駅より短いのに気づく。(全駅下車をすれば)駅舎はなく待合室しかない。周りは水田しかなく静かな場所で本を読むのに最適。☆実は秘密の階段があるのでよーーーーーーーーーく探してみれば分かる。

☆そんなものあったかなあ、、、?


久留里駅

 三つすすんで久留里駅へ。

 なんとなく「久留里線」の「久留里駅」なので終点のような気がしますが、実は中間にある駅なのです。

数少ない有人駅で、タブレットの交換も見られます

それにしても落書きの多い路線です

無理矢理つなげたパノラマ写真です。駅舎は新しいような古いような

建物財産標には「昭和6年4月」とあり、けっこう古いのですね

このように3線分の線路があります。ものすごく大きな駅のような気がしてきちゃいます

長ーいホーム

2両編成なのにホームはやたらと長いです

上の画像はクリックしたまま左右に動かすとグリグリと動きます(要QuickTime)

タブレット交換風景です。後半に写っているカメラを持ったおっさんは私です


久留里駅では次の列車まで一時間以上待つので駅前散歩へ

じっくりと散策するとそれなりに楽しめるかも


それにしても!ずっと雨!!

今回も懲りずにCucVRを作成しようとやって来たのに、雨のために撮影が思うに任せません!!魚眼レンズを使用するのですが、レンズに水滴がついてしまうのです。

 久留里駅でどうにか2セット作成しましたが、あとは諦めました。画像を見るとわかりますが特に駅前の画像の方は雨粒がレンズについているのがおわかりになると思います

この画像をクリックするとCubicVRにリンクします

 チビスケメモ

下郡→久留里

有人駅。ここでもタブレットの交換が見れる。ここだけ観光名所久留里城があるので一応(関係ないけれど)ここに入れておく。ここでは必ず1時間待ちとなる。(はず)

俵田(たわらだ)駅

 そもそも久留里線乗車は殆ど予備知識なしで訪問しましたが(切符の購入方法すら知らなかった)、この駅はちょっと驚き!!

なんと待合所が仮設待合所でした!!

 

おおっ!!

なんじゃあ、これは!!!?

あとで知ったのですが従来の待合所は放火(未確認情報)で全焼してしまったそうです。そのため仮の待合所が作られたのですが最初見たときは、まるで年末にあちこちに見られる正月飾りの販売所のようです。

 おまけに当日は雨でしたが、少し風もあったこともあり雨よけにもなりません。おかげで待合所なのに傘をさしている羽目となりました

でも駅自体は静かで心和むものがあります。

すぐ後ろに民家があります

時折地元の少年達が自転車に乗ったままホームを横切ったりするのはご愛敬

駅への入り口です

チビスケメモ

久留里→俵田

無人駅。回りは田んぼと銅像があるだけである。駅舎(待合室)は現在放火されたので仮設状態になっていた。ちなみにトイレはない。地元の子供たちがホームを自転車で通過して行った。(これでいいのか久留里線


上総松丘(かずさまつおか)駅

久留里駅より先は列車の本数が減り、人家もいっそう減ってディープ房総といった感じになってきます

 

待合所は新しく作られたものですが「建物財産標」を見つけることが出来ませんでした。向かって左側は水洗のトイレです。

 中にはごついベンチが、と思ったらこれはテーブルでした。実際には薄暗く本を読んだりするのには適しません

よく見てみると実は右側の植え込み部分は、かつてはホームであったことに気がつきます。またかつては右側にも線路が存在していたことがわかります

かつての線路跡、以前は右側のスロープを上ってホームに行ったのでしょう。駅の向こうは国道が併走します

国道から駅を眺める。踏切はありませんが駅に通じる道が出来ています(当然、線路を横切ります)

チビスケメモ

俵田→上総松丘

無人駅。最近(2000年ぐらい)駅舎が立ちなおされたので木のにおいがする。トイレは水洗トイレがある。ここは昔2面3線の立派な駅だったらしい。ホームのあとがちゃんと残っている。ここに続く道は駅前にある道となぞの道以外はない。なぞの道は舗装されていないので歩くときは要注意!

平山(ひらやま)駅

残すところ平山を含めてあと二駅

ホームの向こうは田んぼ、ホーム上には待合所がひとつの駅

待合所に「建物財産標」がありました。「昭和34年1月」とあります。「待合所1号」なんですね

ということは、こちらの新しい待合所は「待合所2号」なのでしょうか?(財産標発見できず)

駅前入り口です。右側はトイレです。

トイレは新しく清潔です。それにしても久留里駅付近から急にトイレだけは立派になっています

数少ない踏切あり

踏切付近からの風景。天気が良くないとうら寂しく感ぜられます

チビスケメモ

上総松丘→平山

無人駅。ここの駅舎(待合室)は小櫃駅と同様である。

車窓より

段々と人家が少なくなってきます。雨のためか川も増水しているようです


そして終点

上総亀山(かずさかめやま)駅

いよいよ終点です!!

駅舎の看板?だけ妙に新しいです。右側の建物はトイレです。建物財産標は見つけられませんでした

木更津方面を臨む

これで久留里線も終点。線路もなくなります

駅前風景。少し足を伸ばすと足湯があるようですが、時間もないし行きませんでした。黄色いバスは君津市のコミュニティバスだそうです。後ろのお店には「貸しボート」とありますが、どこでボートを楽しむのかよくわかりませんでした。

駅舎内ではなんとツバメが巣をつくっておりました。駅舎の真ん中に巣を作っており、おそらくフンが落ちtくるのを防ぐためと思われますがビニール傘がつるされていました。

帰りの車内。さっ、帰ろう!(ガラガラですが)

朝の9時過ぎから木更津を出発して再び木更津に戻ったのは夕方の7時近くでした。最初はまだかなあと思っていたのが後半になってくると意外とあっという間という感じでした。

 久留里線は千葉のローカル線で、めぼしい観光地も無く、あくまでも地元の人のための生活路線という印象でした。銚子電鉄や伊豆急行線が「観光地を走る路線」というのとは対照的でした。ほぼ一日雨にたたられましたが再び訪れたい路線であることは確かです

チビスケメモ

平山→上総亀山

有人駅。久留里線の終着駅。ここの待合室にはつばめの巣ができており雛が落ちてもいいようにかさがさしてある。今まで安房鴨川駅(内房・外房線の終着駅)までバスが合ったが廃止された。線路が少し延びているが本当は外房線の大原駅まで伸ばそうとしていたらしい。(計画では)これにて久留里線全駅下車達成!!

 

おまけ(毎度おなじみ)

行き さざなみ3号千倉行き(行き先は普通は館山行きだが今回千倉まで延長されていた)

停車駅 東京→海浜幕張→蘇我→五井→木更津(ここから先は書きません)

 

帰り さざなみ22号東京行き(臨時列車のため運行日には要注意)

停車駅 木更津→蘇我→海浜幕張→東京(木更津より前の停車駅は書きません)

 

次回予告

いすみ鉄道と小湊鉄道か!(鉄道旅行の場合)