分類不能項目


Vol. 26

2008/June/27

親子で伊豆急行線乗下車旅行


さて、前回「親子で銚子電鉄全駅下車」を書きましたが、そもそものきっかけの旅?を今回は書いてみます。

私は1993年は伊豆稲取の病院に出張で勤務しておりました。ですので伊豆急行は慣れたものです、といいたいところですが実際は車での移動が多かったので実際に乗下車したのはそれほど多くありません。


 チビスケが最近「乗りテツ」に目覚めつつあり、私も久しぶりに伊豆方面に行ってみたかったのと、なによりも「ある目的」があったので日帰りで出かけることにしました。

左の路線図は「伊豆急」のホームページから抜粋したものです。伊豆急行線はもともと観光を主目的として作られた路線で伊東と伊豆急下田を結ぶ路線です。JRと乗り入れをしており、東京から伊豆下田まで特急電車が走っております。途中、伊東、伊豆高原、伊豆稲取、河津、下田などの観光地があり、温泉も豊富な土地柄です。気候も温暖ですが地震が多いのが玉にキズといった場所です

チビスケが書いた分も掲載します。区別するために文字にはこの色を付けております

何ぶん慣れないことなので(このように目的が曖昧な旅行はチビスケは初めて)余裕を持って東京朝10時発の特急踊り子号で出かけました.

朝食代わりに東京駅で駅弁を買い、列車の中で駅弁を食べるとそれはもうすっかり旅行気分です

 伊東までは特急で行き、その後は「伊豆急行」に乗り換えて行動することにしました。伊豆急行線は一見、本数が多いように見えますが実は特急列車が多く、普通列車は多くて一時間に2本程度です。そのためにいかに効率よく乗下車することを考えねばなりません。(このときは全駅乗下車などは考えていませんでしたので欲張った計画はたてませんでした)


その1 出発編  
 東京駅から特急「踊り子号」に乗車します。1時間少しで伊東に到着。伊東駅で下車するのは十数年ぶりです。当時ホームにあったホットドッグ屋はありませんでした。昔は夜に稲取に行くときは伊東駅で必ずといっていいくらいホットドッグを食べたものでした。ちょっと残念。さて、昼食用の駅弁でも買おうと思っていたら、予定外の電車がやってきました。当初その電車に乗車する予定は無かったのですが、どうせならば乗ってしまえ!お昼ご飯は次の駅で買えばいいやと気楽に考えておりました。

チビスケメモ

2007年12月23日 伊豆急行駅めぐり

行き踊り子107号東京→伊東

使用切符 踊り子伊豆フリー切符 

やはり東京駅は大きい!

ホームの向こうにはカメラ小僧がたくさんいました



その2 城ヶ崎駅編

 伊東から4つ目の城ヶ崎駅で下車。ここは真新しいログハウス風の駅舎です。さてここで何か買って食べようかと思っていましたが売店には「お土産」しか売っておらず食べ物は売っておりません。駅の周りは住宅ばかりでお店は見当たりません。しまったなあと思いつつも仕方がありません。次の列車までは約30分、ふと見るとホームの脇に足湯があるではありませんか!!チビと二人で足湯につかり、のんびりしていると次の列車がやって来ました

チビスケメモ

 別荘みたいな駅で全部木でできている。伊豆急行は特急が多く各駅停車は少ないので組み合わせが難しく長いときには1時間くらい待つ〔そのほうがいいけど〕。駅名どおり近くに海岸があるらしいのだがバスで行くので行かなかった〔駅めぐりだから〕撮りテツに豆知識

近くに鉄橋があるのでそこから撮ればいい写真がとれるかも。ここには足湯があるので時間があれば入ってほしい

*本当は鉄橋ではなく跨線橋のことです

駅舎というかログハウスというか

足湯を発見!気持ちいいです

その3 伊豆高原駅編

 城ヶ崎の次にある伊豆高原駅は観光地として有名であり、駅も整備され広くてとても奇麗!逆に言うと我々親子のような「ローカル線を味わう」のが希望の人間にはちっとも魅力的ではありません。観光と思われる人たちでにぎわっていました。外には食事をするお店がたくさんあったので助かります。テキトーにお店に入り昼食を済ませました。特に見るべきところもなく、出発!

チビスケメモ

 特急も止まる駅ここで昼食をとったさすがに新しいので駅員が結構いた。ここも足湯があるというのだが見当たらなかった。駅舎は新しいので中間点としてつかったほうがいい

見学はできないが車庫がホームから見える

360度パノラマのCubicVR写真です


その4 伊豆北川駅編
 さらにふた駅下って北川(ほっかわ)駅で下車。下車したのは我々親子のみ。山の斜面に作られた駅です。山肌に作られたといった感じの駅で山側は、もろに「壁」といった感じです。海側は急な坂を降りて行くと海岸に出ます。それにしても坂の急なこと!この坂を毎日利用するヒトはキット強靭な足腰をお持ちであろうと予測されます。海に出てしばし雰囲気を味わった後、駅に戻ります。チビスケは行きとは逆の急な上り坂でフーフーあごを出しておりました。約20分の滞在でした。それにしてもとんでもない坂の上に駅を作ったもんだと感心?してしまいました。

チビスケメモ

有人駅です。近くに海があったので行ってみたテトラポットが多く波があらいので注意したほうがいい。1面1線である駅の待合室はとても暑いので注意。伊豆北川から海までは行きは下り坂なので楽だが帰りは上り坂なので結構きつい

*伊豆急行線は夜になると無人となる駅も多いのですが、日中はすべての駅に駅員がいるので厳密には無人駅というのは存在しません

海はひろいな大きいな〜♪

駅の後ろは崖になっております。ここの岩を切り取って江戸城の石垣の一部にしたそうな


その5 伊豆稲梓駅編(いなずさ)

何を隠そう?実は今回の訪問はこの駅を訪れることが最大の目的だったのです。「院長のひとりごと」にあるように、かつて真冬に寝ぼけて終電に乗って間違えて下車してしまい途方に暮れたことのある駅なのです。その分?妙に愛着のある駅です。下車したのは我ら父子のみ。ホームでぶらぶらしていると駅員さんが不思議そうな顔でこちらを見ております。しばし写真を撮影したりして感慨に浸っておりました。駅を出ると駅前に出るには急な坂道を下って行きます。階段になっているので自転車なども上れません。足が不自由な方は稲梓駅は利用できないということになります。坂を下りきったところが駅前となります。
 周囲を見渡すと、なんだ結構人家があるなあ、当時は真っ暗で何がなんだか分からなかったので数軒しか家が無いように見えたのでした。当然ながら田舎風景で、のんびりした風景です。しばらくたたずんでいるとチビスケは飽きるどころか逆にこの田舎風景が気に入ったようで「すごいね、すごいね、なにもないね」と逆に興奮してきました。1時間ほど滞在して再び駅に戻りました。

何にも無いよ〜♪ でも楽しいね〜

チビスケメモ

 有人駅2線*1なので結構大きいと思うかもしれないが小さい駅舎である。ちなみにトイレはない。実は秘境駅である。実は稲梓駅に降りた人は僕たちだけで〔HPによると151位かな*2〕人家は20件くらいであるバスはなくタクシーも来ない周りを歩くと大きな橋*3と川にただ棒をかけた橋があった。さらに神社もあった。ここに住んでいる人ほとんどが車を持っていて車で移動するらしい。駅舎の待合室はベンチが一個置いていてふきさらしである。特急はバンバン通過するので線路見学はホーム内で駅員さんがいいと許可されたら大丈夫である〔事故責任は一切持ちません〕。2007年12月23日の時点では伊豆急行何とか何とかがやっている*4ので河津〔隣の駅〕→稲梓まで歩くのは大変だろう。なぜならば稲梓駅はてつどうでいくのは簡単だが歩くと相当距離があるからである。ちょうど電車〔アルファリゾート21新〕が来た。ちなみに僕たちはこの車両に乗っていない。しばらくすると電車が着たのでこの駅を離れたくないと思いながら電車に乗った

*1 ホームの両脇に線路が敷かれているもの

*2 牛山隆信氏による秘境駅ランキングによるものです

*3 実際は小川にまたがる5−6Mの橋です

*4 ウォークラリーをやっていたらしい

稲梓駅は私にとって思い入れのある駅です。下車して付近を散策しました。せっかくですので「稲梓駅大特集!?」を作りたいと思います。現在工事中です。しばしお待ちください



その6 今井浜駅編

時間に余裕があったので今度は逆に上り電車に乗って今井浜駅に行きました。結構こぎれいな駅です。夏は海水浴客で結構にぎわたのではなかったのかなあとおぼろげに記憶があります。上りも下りも駅を出るとすぐにトンネルになるという、不思議な位置にある駅です。ホームには乗客が10人くらいは待っていました。それよりも地域ネコ?と思われる妙に人なつこいネコがおり、チビスケは次の列車が車での40分間ずっとネコと遊んでおりました。チビスケにとってはこの駅は「地域ネコのいる駅」としてインプットされたようでした。

チビスケメモ

ここには地域猫がいる。駅は木でできている別荘風な駅舎である。静かなところで本を読みたいと思っている人はおすすめ。周りは特に歩いていないため分からない

ネコに遊ばれる?チビスケです

時間があったので今井浜駅でCubicVRを撮影してみました。

こうやってみて見ると駅の上下方向ともトンネルで両脇は山と海!という独特の風景であることが分かると思います

今井浜駅その1(伊東寄り)

今井浜駅その2(下田寄り)



その7 伊豆稲取駅編


さらに上り電車に乗って伊豆稲取駅に行きました。ここはかつて私が勤務していたところであり、観光地でもあるのでさすがにヒトは多かったです。外に出てみると15年前と変わったような変わっていないような、、、。チビスケと言えばトイレに行ってしまいました。トイレから出てきたら時期に列車の時間になりました。チビスケにとっては稲取は「トイレ駅」としか記憶に残らないことでしょう

チビスケメモ

パパが昔ここにあった病院がある場所。時間がもったいないので行ってみたので10分くらいしか駅にいられなかった。せいぜいトイレくらいしか行けなかった

稲取駅、および駅前ロータリー?15年前とほぼ変わらず


その8 伊豆下田駅編

 再び下り列車に乗って終点の下田駅に行きます。ここは終着駅ですが観光地なので結構なにぎわいを見せております。ところが既に暗くなりかけており駅から出てみても殆どのお店はシャッターが閉まっています。お土産を買ったら、もう上り列車の発車時刻となりました。特に見るべきものもなく列車に乗り込みました。せっかくなので全席指定席の「スーパービュー踊り子号」に乗車しました。再全席に陣取りましたが列車はガラガラ、夕食用に買った駅弁を二人で食べますがチビスケは疲れてきたのか食欲が無く、半分くらいしか食べられませんでした。そして途中から寝てしまい、そのまま東京へ向かいました

ここで線路もおしまいです

チビスケメモ

今回はここで終わりである。ここでお土産を買った。足湯があったがさすがに寒いので入らなかった。そしてスーパービュウ踊り子で新宿へ帰った。終わり

 

おまけ

行き

東京→品川→川崎→横浜→大船→小田原→湯河原→熱海→伊東(のはず)

帰り

伊豆急下田→熱海→大船→横浜→新宿(のはず)

伊豆急駅名

伊東→東伊東→富戸→城ヶ崎海岸→伊豆高原→伊豆熱川→伊豆北川→片瀬白田→稲取→今井浜海岸→河津→稲梓→蓮台寺→伊豆急下田(のはず)

2007年12月23日現在


番外
 帰宅したのは10時過ぎ、チビスケは初めての?鉄道オタク旅で喜んでいましたが何となく顔色がすぐれません。青い顔をして帰宅したらトイレにそのまま直行してゲロを吐いておりました。どうも興奮したのと結構疲れたらしく、体が参ったようです。これに懲りたかと思ったら「今回は初めてだったから気持ちが悪くなってしまったが、コツが分かったから次からは大丈夫!」とのたまわっておりました。