院長のひとりごと

当初は、もう少し花鳥風月を愛でる話や、世相を風刺するようなことを書いていこうと思いましたが、いつの間にか情けない話ばかりになっています。かといって愚痴めいた話はいやなのでこのペースが続きそうです。


院長のひとりごと その73

Aug.16.2010

再訪



とうとうその時が来た!まさか本当に実現するなんて!!
6年の沈黙を破ってその時がやってきたのでした!!!

それは実は「チビスケとのとある温泉」再訪でした

場所は練馬区は豊島園にある「庭の湯」という温泉施設でした。

時をさかのぼれば6年前、チビスケが年長さんの時に初めて訪れました。
安くない料金を払って入場すれば「銭湯」とは異なる豪華さに驚かされたものでした。チビスケもたいそう気に入ったようでした(当時のことはこちら

 ところがところが、当時「2004年より小学生以下の入場はお断り」となってしまったのでした。まあ小さいこどもがウロチョロすれば、それを良しとしない方々もいるわけで、「大人の憩いの場」をねらった施設とすればやむを得ない選択だったと思われました。

チビスケも残念がって「僕が中学生になったら、またパパと来よう」と言っていましたが、当時まさか中学生にもなって父親と一緒に温泉に行くなんて実現することはなかろうと思っておりました。
 少なくとも自分が中学生の頃だったら絶対に行かなかったことだと思っていました。
 
 まあ一人で行っても良かったのですが一人ではつまらないし、チビスケからは「一人で行っちゃダメだよ」と釘を刺されていました

月日はあっという間に過ぎ去り、チビスケも春からめでたく中学生になりました。図体だけは大きく、相撲部屋から将来スカウトが来てもよいような体格になってきました。

とある日、チビスケに「庭の湯に行って見るかい?」と尋ねると「行くよ」とのことです。
 ということで6年ぶりに同施設を訪れることになりました。入り口をくぐり、料金を払いますが、当然大人料金!ああ、安くないなあ、、、このお金があれば他にあんなことやこんなことに使えるなあなどとさもしい考えが一瞬頭をよぎります。

中に入ると、6年前と多分変化はないのですが、「もう少し広いんじゃなかったのかな?」と思わず首をかしげてしまったりました。

 まあ、それでも結構楽しめました。当時チビスケが好きだった露天にある樽状の風呂に浸かります。直径1mくらいですが6年前は普通に二人で入っていましたが、今回は戦艦と巡洋艦が一緒に浸かるようなもの。二人で入るとお湯がザザーッと豪快にあふれ出し、スペースに余裕はなくギチギチです。二人が上がると湯が三分の二くらいにイッキに減るのでした。次の人ごめんなさいね

 6年前は体を洗うのも父が洗いましたが、さすがに今回は自分でやっています。当たり前ですが「成長したなあ、、」とまではさすがに思いませんでした。「チ○コを洗ってやろうか?」と言ったら「みっともないから、そんなことを言うのは止めてよ」とたしなめられてしまいました

 別の場所にバーデゾーンなる、ちいさい複数のプールのようなものがあります。ココは混浴なので水泳パンツが必要。確か当時は「死海プール」とかいって高濃度塩水のプールがメインだったはずで別料金になっていました。しかし今回は「死海プール」は廃止されており、料金も無料になっていました。そうしたことを知らず、たかが塩分濃度の高いプールに入るのに別料金を払うのは勿体ない(ケチ!)と思って水泳パンツを持ってきておらず、残念ながら温水プールには入れませんでした。

 温泉に浸かった後は浴衣に着替えて休憩室で一休み。籐の椅子に座るチビスケの姿はとても立派。顔はまだ幼いですが体は大人といってもいいくらいです。あたかも西郷隆盛か座敷童か、といったところでしょうか?

 こちらは確実に6歳年をとっており体力の低下を実感する毎日です。温泉に浸かりすぎたためか帰宅すると早々ダウンしました。チビスケはスッキリしたためかますます元気になっているようでした。どんどん体力がついてくるチビスケに最近は圧倒されつつあります。あとは知力がついてくれれば言うことないんだけれどなあ、、、、

 まあ、いましばらくはチビスケと一緒に行動することが続くことになるかもしれません。
 しかし6年後に本当にまた二人で来るとは思わなかったなあ、、、。