Vol. 11
2004/Dec/15
お風呂物語
昨年の秋のお話です。チビスケと近所をお散歩していると偶然銭湯を見つけました。「おお!こんなところに銭湯がある」と一人で喜んで、不思議そうな顔をしているチビスケに銭湯とは何ぞや?とお話をしました。するとチビスケは「入ろうよ」と言い出しました。聞いてみるとタオルを貸してくれるというので入浴することにしました。チビスケはもともとお風呂、温泉が大好きなほうで広い浴場に興奮しておりました。
それからというものの週末になると「銭湯に行こう」と騒いでいました。
そうしているうちに、それならば最近流行のスーパー銭湯とか健康ランドとか呼ばれるところに行ってみようということになりました。
行ってみるとチビスケは非常に気に入ったようで、最近は休みになると「行こう、行こう」と騒いでいます。
杉並、練馬他とあちこちのお風呂巡りをしました。
独断と偏見に充ち満ちた評価です
1 練馬のラドンセンター
10年以上前からある老舗?さすがにちょっと古くさく、昔ながらの「大人(中年)の男性向け」といった雰囲気です。お客さんもどちらかというと家族連れというよりは中年男性が仕事の疲れをいやすために来る、といった雰囲気があります。館内の雰囲気は演歌が良く似合うといった風情です。浴場は広いとは言えず、飲食する場はたばこの煙ムンムンで、アルコール類が中心といった趣です。一応ファミリー向けのような宣伝をしていますが、どうしても「中年の男くささ(自分のことは棚に上げます)」が目に付きます。正直言って家族で楽しむといった雰囲気ではないようです。チビスケのお気に入り度は中の下といったところでした。チビは「お風呂がせまい!」と言っていました。一度行ったきりで以後行っておりません。
2 練馬のスーパー銭湯(お○ろの○様)
ここは車が無いと不便です。でも新しく料金も安め。家族連れが主体で雰囲気も明るくなかなか良かったです。ところが、あとで調べるとここは深夜になると同性愛者の出会いの場に変わるとのことでした。何でも深夜は駐車場には四輪駆動車がずらりと並ぶらしいです。足首にロッカーキーをつけているのが、その目印になるとのことで、白濁したお湯の中で触れ合い?を楽しむらしいです(未確認情報)。まあこちらは早い時間に行きますし、子連れなので誤解されることもまずないでしょうが、、、。
チビスケのお気に入り度は中の下、なぜかというと自宅から遠いのと、遊ぶところが無いからです。安くて手軽なんですけどね。
3 練馬の豊島園の隣の健康ランド(庭の湯)
とてもキレイ、安くは無いが広くてのんびりできる。お値段はそれなりにします。チビのお気に入り度も高かったのですが、昨年末から中学生以下は入場できなくなりました。ですから以後行っておりません。残念!
チビスケは「中学生になったらパパと一緒にまた行こう」と言っていますが、とても実現可能とは思えません。
4 杉並の健康ランド(湯ーとぴあ)
荻窪駅のすぐそばというところ。周辺の道路は混雑しているので車で行くのはむしろ向きません。豊島園ほど広くなく、ちょっとランクは落ちますが一通り設備はそろっており、甚兵衛さんやタオルを貸してくれるので、何度もお風呂に入ったり、お風呂から出て休憩室でくつろいだりも出来ます。チビスケと行くと最低お風呂に三回は入らされます。チビスケのお気に入り度は上の上です。しかし私個人としては行くたびに湯あたりしてしまい、帰宅するとグッタリしてしまうのが玉にキズです。
5 杉並高井戸の温泉(美しの湯)
ここは本当の東京の温泉です。
値段は週末に高くなるので少し不満ですが、まあ仕方がない。赤茶けた色の温泉でした。とにかく車で10分くらいでいけるのが魅力。一応レストランなどもあります。なんといってもホンモノの温泉というのがウリですね。でもここも来ると私は毎回のぼせてしまい気分が悪くなるのはなぜでしょうか??チビのお気に入り度は高いようです。
この間知ったのですが、ここは土日は併設してあるプールも利用できるのです。先日プールを利用してから温泉に入ったらヘトヘトになりました。
6 お台場の温泉(江戸なんとか)
比較的有名な江戸時代の雰囲気を模した娯楽施設と言った方が良いでしょう。「温泉もあります」と言った方が正確です。お風呂自体は広いしキレイだし天井も高く不満はありません。でもなんといっても費用が高い!!!大人の入場料2700円はまあ仕方がないとしても、場内には子供が喜びそうな射的、輪投げなどの縁日を模した場所がありお金がなくなります。しまいに駐車料金も割引でも結構高く、往復の高速道路代を含めると、おいそれと行けるところではありませんね。たまに行くなら良いのでしょう。チビスケはひじょうに気に入りましたが、お財布が、、、、。
7 和光市の温泉(極楽湯)
こちらは温泉のチェーン店でまだ7月に出来たばかりです。さすがにキレイですし、入湯料も一番安かったです。でもそのためか、とっても混雑しており芋洗い状態に近いものがありました。チビのお気に入り度はそこそこでした。何が気に入らないのか良く分かりませんが、混んでいたかしらん?
8 番外編
近所の普通の銭湯。銭湯に行ったのは学生時代以来です。当時(20年以上前)は入浴料168円(札幌のお話)だったと記憶しています。今は400円するのですね。20年前に入った銭湯の浴場は、ただ広いだけの浴槽でしたが、今はジェットバスとか電気風呂があるのですね。そしてなによりも「熱い!」のでした。健康ランドなどはいずこもぬるめでいくらでも入っていられますが、銭湯のお湯は「長湯は体に毒」を実感させてくれるものでした。お風呂からでたあとの牛乳の一気飲みはおいしかったです。
まあどれも面白いものでしたが、銭湯以外の場所で見られた光景で見たくないものがあります。それは決まって屋外のことなのですが、全裸の人が前も隠さずに仰向けに横たわっていることがあることです。なぜこれがイヤかと言いますと、この風景を見るとなによりも解剖台に横たわった死体をイメージしてしまうのです。特に髪の毛が濡れているところなど、ホンモノ?そっくりです。思わず息をしているかどうか確かめてしまいます。
せめて前をタオルででも隠してくれればいいのですが、モロだしなので一層不気味です。
こうした風景は男湯だけの話なのかなと思って女性陣に聞いてみると、女湯でも同じような風景を目にすることがあるそうです。
皆さん全裸での仰向けは止めてくださいね。