院長のひとりごと

当初は、もう少し花鳥風月を愛でる話や、世相を風刺するようなことを書いていこうと思いましたが、いつの間にか情けない話ばかりになっています。かといって愚痴めいた話はいやなのでこのペースが続きそうです。


院長のひとりごと その54

June.4.2006

悪夢再び

最近、どうも悪夢をみることが増えてきているようです。先日も例によって学生時代に戻っているのかどうなのか?という時代に戻った夢を見ました。

 あと数ヶ月で医師国家試験なのに、成績不良のために退学になってしまうという私にとって王道を行く悪夢を見ました。言い訳になりますが、私は留年したことはないし、国家試験もちゃんと一度で合格しています。なのになんでこんなシチュエーションばかり見るのでしょうか?夢を見ているときは当たり前ですが、それが夢であることが分かっていないので焦りまくりです。

「医学部に6年もいて、後数ヶ月で卒業なのに、なんとかしてください!!」

と頼み込むのですが、「この成績じゃねえ、、。」と言われて退学になってしまうのです。卒業できなければ国家試験を受けることも出来ません。すなわち医師になることは出来ないのです。ああ無情!今更振り出しに戻るのでしょうか?夢の中ではこの後、再度他の大学医学部を受験しようとし、「ああ、これでまた6年間やりなおしなのか、、北大を中退して医学部に入り直したのは一体なんだったのであろうか、、。」などと絶望にかられてしまうのです。

なんて悶々としていると目が覚めて「ああ、またこの手の夢か、、、」とホッとするやら情けないやらです。

(現実に学生時代当時、成績不良者は大概1,2年生のうちに大学を辞めて新しい生活に向かっていきましたが、中には4年か5年の頃に成績不良で退学になったヒトもいました。そうした方は大概留年を繰り返しておられたので、年齢もそれなりにいっており、人生をやり直さなくてはならないので何だか気の毒でした。卒業さえしていれば一応国家試験の受験資格は出来るのですが、卒業すら出来ないということは医学部生活は全くのムダになるということです)

この手の夢を見るときは大体、疲れているときと相場が決まっています。最近のストレスといえば、奥さんからの仕打ちはいつものことなので、まあ違うでしょう。やはりパートで働いてもらうことになっていた看護婦さんに勤務開始当日の朝になってドタキャンされてしまったことが一番でしょう。その日は検査や点滴処置、さらに患者数も少なくなかったのでヘトヘトになりました。あらかじめ勤務しないことが分かっていればまだしも、当日朝になってメール一本でいきなりのキャンセルだったのでダメージは倍増しました。

 その晩にこうした夢を見たので、まあ原因はこれだなあと思っています。それにしても進歩の無いこと、、。


で、悪夢ではないけれど最近見た妙な夢。

 水の中に潜って呼吸をどのくらい我慢出来るか実験する?というものです。夢の中で息をこらえます。段々と苦しくなってきますが、さらに我慢します。でもとうとう苦しくなって

「ぷはーっ!」

と息をしたところで目が覚めました。どうやら実際に息を停めていて苦しくなって目覚めたようです。でもこれっていわゆる睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状なのではないでしょうか?ある意味こちらのほうが恐いです。こんど自分で無呼吸のモニターをやってみたいと思います。体重も増えていることだし、くわばらくわばら