当初は、もう少し花鳥風月を愛でる話や、世相を風刺するようなことを書いていこうと思いましたが、いつの間にか情けない話ばかりになっています。かといって愚痴めいた話はいやなのでこのペースが続きそうです。
院長のひとりごと その52
April.23.2006
怪電話
あるお昼休み。往診から帰ってくると(ちゃんと真面目に働いています)、お留守番の事務員さんから
「先生、ナントカテレビの××という番組のスタッフから取材をしたい、という電話がありました。」
ええっ!!とうとう私も地域医療を担う医師として取材話が持ち上がったのでしょうか??などと一瞬、うろたえました。ところが事務員さんの継の言葉は、、、
「先生が仮面ライダーに詳しいということで取材をしたいとのことでした。」
へっ??かめんらいだあ??
事務員さんのお話では、その番組は日曜の夜にやっているお笑い系の番組だそうです。爆●問●とかいう、お笑い芸人がでているとかいないとか。と、言うことは少なくとも「地域医療を担う医師」ではないらしい。
「リーン、リーン」(昔風の呼び出し音)
まもなく電話がかかってきました。
「もしもしナントカテレビの××という番組の制作会社のものですが、、」
「はあ、、。」
「今度番組でオタク趣味を持つお父さん達」という特集を組むことになりまして、三鷹市の方から先生が仮面ライダーに詳しいということを伺ったので取材をさせていただきたいのですが、、。」
ええ!?「オタク趣味ですか???」
私は断じてオタクではありません。確かに家には平成仮面ライダーシリーズのDVDは2000年のクウガから2004年のブレイドまでそろっています。そしてこんなもの や あんなもの も持っています。けれど断じてオタクではありません。オモチャも仮面ライダー555のものはけっこうありますが、これはチビスケのものであり、私のものではありません。
電話で思わず
「いや、嫌いじゃないけれど別に詳しいと言うわけではありませんよ」
「でも診察室に変身ベルトとかおいてあるとか、、?」
「あれは診察にいらしたお子ちゃま達が遊べるように置いてあるのであり、私が密かに遊んでいるわけではありません」
「家にコレクションがあるのでは?」
「いえいえ、だいたいコレクションを置くような部屋がございません(事実、使わないオモチャはせっせと実家に運んでいるのです。)」
すると、
「そうですか、お仕事の一環と言うわけであり、趣味ではないのですね。それは失礼いたしました。」
と言われてあさっりと電話は切れました。
ああ、どこかのブログで「変わったお医者さん」と書かれてしまったのに、こんな取材を受けたら、一体どんな評判がたつのか分かりません。
でもちょっと惜しかったかな??
そういえば今年の仮面ライダーカブトは仮面ライダー555にちょっぴり似ているような気もしますが、なかなかオモシロイ。変身ベルトも昨年の響鬼(ひびき)のベルトが「太鼓」デザインであまりの奇抜さに購入意欲がなくなりましたが(放送自体は好きでした)今回はギミック満載でなかなか楽しそう。おこちゃま達用としてクリニックの経費で購入しようかな♪