これは当院のロゴマークです。たいていの人はロゴの一番左の『i』のマークはローマ字の [i]と人間のカタチをあしらったものだと理解してくれていますが、たまに「なに?このマルとバツは?」と言って私を悲しませてくれる人もいます。これはマルとバツではありませーん!!!!
→後日談:先日見えた患者さんは、「この点とX(エックス)はなんですか?」と言っていました。
開業前の姿と今の姿です。違いがお分かりでしょうか?
1.左側の植え込みを撤去してスロープを設置
2.正面に看板設置
3.入り口の扉は当初、ものすごく重たい観音開きの扉でしたが自動ドアに変更
4.入り口の左右のガラスは内部が見えないようにし、ストライプをつけました。
その他、いくつか看板をつけました。左端には特注のポストも見えます。
古来、日本はことばを言霊(ことだま)と称し、ことばにはタマシイがあるとして大切にされたものだそうです。最近は言語は乱れに乱れきっていると言われます。私はことば遊びが結構好きです。言い回しなどは特に大好きで、自分でも時々口にしますが、最近は通じないことも多いのが玉にきずです。
たとえば
ああ、うまかった。うしまけた
腹にいちもつ、背ににもつ
感謝感激雨あられ
ひきょうもラッキョウもあるものか!
デモもストもあるものか!
恐れ入りやの鬼子母神
なんのようか、ここのか、とうか
などなど他にも面白い?ものがあったら教えて下さい
当院にいらっしゃる患者さんは大きくわけて二つの流れがあります。ひとつは新興住宅地からの患者さん、いわゆる新住民となる方です。もう一つの流れとしては昔から住んでいらっしゃる方々です。この地域は元々農家が多く(今でも多い)、本当に何代も前から住んでいらっしゃる方が結構おられます。話を聞いていると結構面白く、診察よりも世間話が長くなることもしばしです。
80歳過ぎの方から聞いた話です。大正末期から昭和初期のお話しです。今でも当院の周辺は医療機関は多くありません。ましてや70-80年前となると周囲は畑しかなかったことでしょう。病人がでると調布まで行かないと医師はいなかったそうです。例えば一人病人がでたとします。すると往診を頼みに調布まででかけたそうですが、自動車などは無いので自転車に乗って誰かがお医者さんを呼びに行くのだそうです。そうするとお医者さんは人力車に乗ってやって来たそうです。
なんでもカノウ先生という方がいらしたそうです。人力車でえっちらおっちらやって来たそうです。
話によると当時は無論抗生剤など無いので、子供が肺炎を起こすとまず大概亡くなったそうです。
誰かが肺炎を起こす→誰かがカノウ先生を呼びに行く→カノウ先生が人力車でやってくる→当然時間がかかる→患者さんは亡くなってしまう、というパターンが少なくなかったそうです。
カノウ先生は多くの場合「手遅れです」といって患者さんを看取られていたそうです。
そこで口の悪い人は言っていたそうです。
「カノウ先生手遅れ」
うーん、考えさせられますね。今ではさすがに「手遅れ」ということは減っていますが深夜の特に小児救急はまだまだ心細いものがあるようです。私はなるべく時間外でも要請があれば診療するように心がけていますが、先日寝ぼけていて電話に出られないことがありました。朝になってはじめてコールがあったことに気がついた次第です。年をとったのかなあと、ちょっとガッカリしました。