分類不能項目


Vol. 27

2008/Aug/3

親子で秘境駅乗下車旅行(前編)




 
チビスケと二人で最近ますます鉄ヲタ趣味が高じてきて、今度はいわゆる 「秘境駅」に挑戦ということになりました。本来は泊まりで出かけたいのですが、時間がとれないために日帰りとなりました。今回はチビスケに時刻表を渡してスケジュールはすべて任せてしまったので果たして無事に達成できるであろうかと少々不安混じりで出かけました。

さて、どこに行くかというと日帰りでいけるとすると、新潟方面にある「只見線」というローカル路線にある「田子倉」という駅です。ここは「秘境駅」としてその筋では有名な駅です。
 チビスケに任せていたところ、一カ所ではもったいないということで「北越ほくほく鉄道」にある「美佐島駅(みさじま)」に行こうということになりました。
 実はチビスケにいわれるまで「美佐島駅」に関してはほとんど知らなかったのでどんな駅かな〜?とあまり考えずに出かけました

美佐島の地図はここをクリック



その前にちょっとした問題点発覚!
 
週末なので土日切符という便利な切符を利用しようと考えておりました。これは土曜日曜の二日間有効で大人18000円、子供3000円出せば一定区間内で特急も含め乗り放題という切符です。大人は計算したところ今回の旅?ではとんとんでやや赤字になりそうですが、子供の関しては非常にお得なのでこれを利用しない手はないとばかりに駅に切符を購入しに行きました。
 ところが!!このときは日月曜と連休になるために「土日切符」は購入できず「三連休パス」になるとのこと!値段を尋ねると子供は5000円、大人は26000円でした。これでは大人はどう考えても赤字になるので購入は見送りました。でも子供は5000円でもとってもお得なので子供用のみ購入しました

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朝7時8分東京発の上越新幹線に乗車します。まずは駅弁を買って車内で腹ごしらえ。あっという間に越後湯沢に到着


鳥めし弁当はチビスケ

私はヘルシーにバランス弁当なるものを食しました


  
越後湯沢からはせっかくなので(ちびは特急料金も得なので)一区間ですが特急「はくたか」に乗車。夏休み最初の休日のためか車内は満席で通路にもぎっしり乗客がおりました。幸い座ることができ、あっという間に「六日町駅」に到着。

初めて乗車する特急「はくたか」この面構えをみると私はどうしても「ウナギ」を連想してしまいます

立派な駅舎の「六日町駅」

ほくほく鉄道です


 ここで「北越急行ほくほく鉄道」に乗り換えます。いかにもローカル電車といった感じです。ワンマン運転となっております。しばし乗車して目的の「美佐島駅」に到着
ワンマン運転で走ります

途中から乗車する場合はオレンジ色の箱から整理券?を取って、後で精算します

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「美佐島駅」
 

 ここはホームが地下トンネルにあります。下車したのは我ら親子のみ。地下ホームは薄暗くヒンヤリとします。

美佐島駅のホームですトンネルの中に短いホームがあります。とっても涼しい!

ホームから外に出るには頑丈な金属の扉をくぐります この頑丈な扉には訳があります。この駅は特急「はくたか」が時速160kmでホームを通過するそうで、もしもホーム上に人がいたら非常に危険なので、列車到着時以外はホームに出られないようになっているのです。そしてカメラで常にホームの状態は監視されているそうです。

このような頑丈な扉があり、到着列車が停車するとき以外は閉ざされます。


 扉を出るとすぐに地下の待合室があります。夏だというのにヒンヤリしていますがこぎれいに掃除されています。

地下の待合室、涼しいですが湿度が高いので除湿器が稼働していました

地上へは階段を上っていきます。半ば付近で急に暑くなってきます


 

来年の大河ドラマの「直江兼続」の旗がはためいております。(六日町商店街もこの旗だらけでした)

とても手入れの行き届いた木造駅舎でした

人家らしきものは向こうに一軒のみ(別荘らしい)すぐ下にはせせらぎが

美佐島駅CubicVRを作成しました(クリックしてください、要QuickTime)

階段を上っていくと、途中から急に外気の影響で熱気が伝わってきます。地上に出るとそこは非常にきれいな木造の駅舎でした。
 中でも特筆すべきは地上にある待合室でした。ここは畳部屋で、ちり一つなく座布団まで用意されており、隅々まで手入れの行き届いた場所でまるで旅館の一室にいる気分に浸ることができます。
 駅舎自体も非常に手入れが行き届いており、かといって新しい駅舎にあるようなよそよそしい感じはなく、何とも和むような雰囲気を持つ駅舎でした。

地上待合室入り口


とてもすてきな待合室

残念ながら午後6時以降は施錠されてしまうそうなので宿泊はできません


 外に出ると駅舎の裏手に変電所?がありますが、後は遠方に一軒家が見えますがほかには何もありません。山と小川だけです。車道がありますがここもたまに車が通過する程度です。いったい誰がこの駅を利用するのでしょうか?何を目的としてこの駅をつくったのかなあと不思議いっぱいです。裏手の変電所?を建設する際に一緒に作ったのでしょうか?

地上はこぎれいな手入れの行き届いたローカル駅、ところが地下には謎の秘密基地!といった風情の駅でした。

それにしても地上と地下ではこんなにも温度差があるんだと実感してしまいます。夏場は地下は涼しくて快適だけれども(湿度は高いです)冬場は地下も地上もさぞかし寒いことでしょう。

ほとんど予備知識もないままに訪れましたが、意外にも「すてきな駅」でした。いやあ気に入ったぞ!

我々が滞在中に数名の訪問者がおりましたが、いずれも「自動車で駅を見学に来た」という物好き?な方でした。列車を使用して駅を訪れているのは我らだけでした。

小一時間ほどして列車に乗り込みましたが、ほかの乗客から一瞬「こんなところで乗る奴がいるよ!」といった視線を感じたのは気のせいでしょうか??

乗車の仕方にもこつがある?

チビスケメモより

秘境駅めぐり

今回で4回目なのだ!!4回目記念として秘境駅めぐりにしたのだ!!(違います)

       *実はこれ以前にもう一路線の鉄ヲタ旅行をしているのです。伊豆急行ー銚子電鉄ーもう一つーそして今回と四回目になるのです

東京→越後湯沢
とき305号で行く。停車駅は上野・大宮・熊谷・本庄早稲田・高崎・上毛高原・越後湯沢(以下省略)である。新幹線はやっぱり快適だーー。

越後湯沢→六日町
はくたか(特急)に乗る。わずか15分であったが楽しかった。

六日町→美佐島(秘境駅)
北越急行ほくほく線に乗っていく。美佐島駅はトンネル駅(トンネル内にある駅)であり降りるととてつもなく寒い!(ヒューーー)扉は2重構造になっていてホーム側のドアが開いていれば待合室側のドアは開かない。階段を50段ぐらい上ると待合室に着く。待合室は畳敷きでありさらに駅ノートがあり冷暖房機器がある。周りは小川だけである。特急はくたかが通過するところを見たら160キロで快走するところが見えた。(とてつもなく怖い!!)

つづく