インフルエンザワクチン接種に関して
2010 年度版
今年のワクチンは新型インフルエンザワクチンと従来からの季節型インフルエンザワクチンが混合されています
今年は市区町村がワクチン価格を決めるとのことです。そのため当院での価格設定が出来なくなりました。(三鷹市に関してはどの医療機関でも同一価格と思われます。世田谷、調布市はまた別の価格になるかもしれません)
価格に関しての最終決定は9月30日の予定だそうです
9月27日よりネット予約が始まりますが、価格は仮のものです。
0〜12歳 1回目3600円 2回目2550円(同一医療機関での接種の場合)
13〜64歳 3600円 (1回のみ)
65歳以上 2200円(1回のみ)
なお問診のみでワクチン接種が出来なかった場合でも1700円前後の金額を徴収することになりました
今年も接種のための優先時間帯を設けることにしました。
(絶対的なものではありませんが、なるべくこの時間帯をご利用ください。一般の患者さんと分けることにより、患者さんから風邪などをうつされないこと目的にしております。ご理解願います。無論、ご都合の悪い方はこの限りではありません。)
午前10:30ー11:30
午後16:00ー17:30
土曜日は10:00−12:00
この時間帯はワクチン接種を優先いたします。
十分な効果を期待されるには年内に接種されることをお勧めします。
(ワクチンは接種してから効果が出るまで約1ヶ月かかると言われております。)
予約などは診療時間内にお願いいたします(ネット予約を除く)(お昼休みは電話に出られないことも多いと思われます)
予約は電話予約および窓口でお願いいたします
メールでの予約は行っておりません
ネットでの予約は当院を受診したことのある方(診察券をお持ちの方)のみ受付します
ネットでの予約は9月27日から開始、電話予約は10月4日からと予定しています
ネット予約は下の画像をクリックしてください↓
おまけ
その1
インフルエンザワクチンは新型、季節型を問わず目的は「重症化を防ぐものであって感染そのものを防ぐものではない」ということです。ですので「ワクチンをうてばインフルエンザにかからずに済む」というのは根本的に誤った考えなのです。
その2
チメロサール非含有ワクチンに関して
現在国内で流通されるワクチンは殆どがすでにチメロサールを使用しないワクチンとなっております。当院も通常はチメロサール非含有ワクチンとなっております
以前より、ワクチンや免疫グロブリン製剤に使用されている水銀含有保存剤チメロサールへの早期曝露は,小児の神経心理学的障害と関連するという仮説があります。医療機関によっては「害がある」と断言されているところもあるようですが、はっきりとした結論は出されておりません
根拠のひとつとして本年9月に発表された The New England Journal of Medicne では 「チメロサール含有ワクチンや免疫グロブリンからの水銀への早期曝露と,7〜10 歳の時点での神経心理学的機能障害との因果関係を裏付けるものではない.」とのことでした。この雑誌は内科領域に関しては世界的権威(権威とかいうのは好きではないですが)のある雑誌です。
ただ、こうした研究は流動的なところもあり、そのうち結論がひっくり返るかもしれない可能性もあります。一方、チメロサール非含有ワクチンが本当に安全なものかという実証もあるかどうかは不明です
ご興味の有る方は調べてみてくださいまし
The New England Journal of Medicne
Volume 357:1281-1292 September 27, 2007 Number 13
Early Thimerosal Exposure and Neuropsychological Outcomes at 7 to 10 Years