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その7
ウルトラマン
現代芸術社(1967)

今回は、かの永遠のスーパーヒーローである「ウルトラマン」です

私の世代はもろにリアルタイムで「ウルトラマン」の放送をみていた世代です。当時の子供たちにとって日曜の夜7時といえば「ウルトラマン」だったのです。学校でも月曜の話題といえば「昨日のウルトラマンが、、、」がもっぱらであり、男の子の共通の話題でした。

 当時雑誌の連載のほか、今回お見せするように月刊のウルトラマンのマンガがありました。

 放送に合わせて発行されていたので、そうすると1年に満たない期間の発刊だったのでしょうが結構人気がありました。昭和42年当時の価格で130円。当時小学校2年生の私にとって、そう簡単には買える価格ではありませんでした(確か当時は少年マガジンが60円、ラーメンが一杯70円くらいでした)

 この本はわずかばかりのおこずかいをためて一大決心をして買った記憶があります


厚さはこんなもんです

裏は「ウルトラマン怪獣仮面」の宣伝。さすがに当時小学校2年生の私は興味は出なかったです

表紙はカラーです。当時はこうした本の表紙が写真であることは稀でたいがいこのような「絵」でした。でもそれが現代のものにはみられない独特の雰囲気を醸し出しています

画風は漫画チックですが、特徴をよく捉えています

表紙絵はとてもリアルです。うん、これは初代の口元がでこぼこのヤツを描いていますね

内容はといえばテレビで放映されたものと大筋は同じですが細かいアレンジが加えられています

 マンガを描いているのは当時は無名の漫画家(その後有名になったとも聞きませんが)どこかでみたようなタッチですが、まあ気にもせず読んでいました
読み切り短編が2話掲載されています


怪獣アボラス・バニラの巻。ところが物語では「赤い怪獣バニラ、青い怪獣アボラス」でした。この扉絵は色が逆ですね。おそらく作者たちが多忙でチェックが甘かったのでしょう


本編ではちゃんと怪獣「バニラ」は赤くなっています。「青い怪獣アボラス」は扉絵以外カラーページがなかったので不明


もう一編は「ヒドラ」編。右ページの宣伝は怪獣ものばかりです。当時のブームが偲ばれます

途中に上のようなイラストページが毎号掲載されていました。このウルトラマンはマスクの口元のでこぼこがなくなった改良型ですなあ

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おまけというわけではないでしょうが、ちょっとした読み物コーナーがあります。
こうしたのがまた楽しかったです


「時間を探検する」というものでした

内容の文章はあちこち飛躍があったりして面白いです。

「よばれてから0.07秒のときの返事がよい返事!」と教育的な一面?も

なぜかこんなものまでありました。関連性は不明です



考えてみるとウルトラマン自体は放送は全39話なので一年もやっていなかったのですね。でも我々の心のなかには永遠に、と言っていいほど強烈に刷り込まれているのです。未だに登場した怪獣の名前は全て言えますし、具体的な内容も覚えています(まあ、再放送をなんども見ていたので覚えてしまったのです)。放送当時はまだカラーテレビは普及しておらず、殆どの家庭は白黒テレビでした。当然我が家も白黒であり、ウルトラマンのカラータイマーの色なんてわかりませんでした(そのため白黒でもわかるように青から赤に色が変わったときは点滅するようにしたと聞いております)

 現代でも、色々とウルトラマン物があり色々兄弟とか設定が加わっていますが私の頭の中では当時の「ウルトラマン」ですべてが完結しており、それ以上のものはないのです

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