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その6

オバケのQ太郎
別冊少年サンデー(1966)

   

 今回はかの藤子不二雄氏の代表作のひとつである「オバケのQ太郎」です。

ほとんどの方には説明無用だと思いますので作品説明は割愛させていただきます

これは昭和41年当時、週間少年サンデーに連載されていたものをまとめたもので「別冊 少年サンデー」の特集となっています。サイズは雑誌サイズのB5版です

当時はオバケのQ太郎が大人気で色々なタイアップ企画が有りました

発行は昭和41年6月とありますので実際は5月に発売されたものと思われます。当時小学校一年生だった私は自由になるこづかいはもらっていなかったので自分で買うことはまず無かったものです。何となくうすぼんやりとした記憶では祖父が買ってくれたような気がしますが確信はありません。

 価格は130円。付録付きです。「特集」なので内容はオバQだけでなく、他のまんがや読み物も掲載されています

オバQの他にもつのだじろう氏、川崎のぼる氏の短編もあります

最初の数ページは色鮮やかなカラーでした

このようにいくつかのストーリーが掲載されています。当時は夢中になって読んだものでした

当時は気にもしなかったのですが、大人になって気がついたことが有りました

それは、登場人物の絵柄が大きく異なることが有ることでした。例えば

このオバQカーに登場する女の子の「よっちゃん」です。「よっちゃん」はドラえもんでの「静香ちゃん」に相当するキャラクターです

一方、広く知られている「よっちゃん」の顔は目次にもあるようにこんな感じです

かたやこんな顔

どうみても同一人物には見えません

さらに「ドラえもん」での「ジャイアン」に相当する「ゴジラ」ですが

オリジナルがこれに対して

こんな感じとなっています

他にもよく見ると、どうしても藤子不二雄のタッチとは思えない絵があちこちにみられます

これなんか全員、違う作者の絵としか思えません

実は「オバケのQ太郎」は、あの「仮面ライダー」や「サイボーグ009」で有名な石ノ森章太郎氏が手伝っていたことが知られており、上の絵はいずれも石ノ森氏が書いたものと思われます。他にも赤塚不二夫氏やつのだじろう氏も手伝っていたそうですが、石ノ森氏ほどのタッチの違いは私はよくわかりませんでした

 子供の時は、なんとなく絵が違うことに気がついてはいましたが「たまたま絵が異なるだけ」というか全く気にもしなかったものです。ただ石ノ森氏は昭和41年半ばから急速に多忙となるので「オバQ」以降は他の作家の手伝いをするということはなかったと思います。また、藤子不二雄氏自身もオバQの人気が高まるに連れ、自身で書く割合が増えていったのではなかろうかと勝手に思っています

この雑誌の作品を見ていても比較的初期と思われる作品(絵柄がまだこなれていない感じがする)ほど、他の漫画家の手が加わっている割合が高い印象を受けました

オバケのQ太郎のマンガ本はここ数十年絶版されていましたが、その原因の一つに著作権が複雑に絡み合っていたのではないかと言われてもいたそうですが、これらの作品を呼んでいると実際そうなのかもしれないとも思えてしまいます。(現在は、全集が刊行されております)


さて、オバケのQ太郎の他には短編漫画が2編ほど掲載されています。さらに当時の雑誌の定番?として「世界の不思議、謎?」といったオカルト的な特集がありました

この雑誌では「消えたナゾの怪事件」でした

「ママ、助けて!!」むすめのエレーヌのさけび声にガラット夫人は大急ぎでエレーヌのへやにはいっていった。

みると、へやにおかれた大きな鏡の中にエレーヌの体がひきこまれるように、はいっていき消えてしまった

1962年11月、フランスのリヨンでおこった不思議な事件だ。

エレーヌは、いまだにあらわれていない」

いやあ〜これはほんとに読んでいて怖かった。当時、夜眠れないくらい恐かったものです

これは後にバミューダトライアングルの事件として有名になったアベンジャー雷撃機の事件ですね。現在では嵐による遭難事故ということが判明しておりますが、一時はミステリーの代表格の事件でした

さらに「ふろく」ですが

印刷された紙(今でいうペーパークラフト)から組み立てるものでした

当時、自分で組み立てて遊んだ記憶があります。結構楽しかったなあ

今回も、まあどうしようもない?本でした

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