院長のひとりごと

当初は、もう少し花鳥風月を愛でる話や、世相を風刺するようなことを書いていこうと思いましたが、いつの間にか情けない話ばかりになっています。かといって愚痴めいた話はいやなのでこのペースが続きそうです


院長のひとりごと その96

November18.2018
 

国際化


 最近、都心部に行くと外国の方々が増えているなあと実感します。いわゆる名所旧跡にいくと異国の方々が少なからずみられます。本日、久々の休みでセガレと一緒にお出かけしてきました。まずは靖国神社に行ってきました。別に英霊云々ではなく、単にそこの施設に展示している「零戦」を見たかっただけです。靖国神社には欧米人は勿論、アジアの方々とおもわれるヒトビトが多数おられました。そこからてくてくと歩いて神保町の書店街に行って本を購入したりして、さらに歩いて秋葉原に行きました。アキバといえば少し前までは中国人の「爆買い」がすごかったですが、今はかなり減っているようです。それでも歩行者天国では記念撮影をしている方々が多数。地元の日本人ならばこんなところで写真を撮るとは思えないので、おそらくアジアの方々なのであろうと思いました。まあいかにも観光客というヒトからヲタクのような方まで様々でした。
 お腹も空いたので、さてなにか食べようとお店に入ると注文を取る方はアジアのお方、さらに奥で調理をする方もアジアの方でした。そのどちらも流暢な日本語を使いこなしています。バイトなのかもしれませんが、だとすると普段は相当日本語を勉強しているのであろうと想像されます。そしてテキパキと働いています。これじゃあ怠惰な日本人は負けて当然と思えてきます。
 食事を済ませ、アキバ巡りも済ませて帰路につきます。さてと駅のホームで電車を待っていると、今度はアジア系と思われる青年が近づいてきました。そしてちょっと拙いニホンゴで「ワタシ、クキニイキタイ」と言います。え?クキですか、もしかして「久喜」のことかと尋ねると、そうだと言います。イロイロ説明するのですがニホンゴもまだ拙いようですし、英語も思うように通じないようです。「今から来る電車に乗って新宿で湘南新宿ラインに乗り換える」と説明しましたが、今ひとつピンとこないようです。そこでセガレに「今の説明をグーグル変換してみて」と頼みます(こういうことはセガレのほうが得意)。改めて確認するとベトナムから来たとのことでした。そこでグーグルさんにベトナム語に変換させると、相手は笑顔になり「ワカリマシタ」とのことでした。まあ新宿で改めて駅員さんに確認してねと再度ベトナム語に変換して説明し、新宿駅で別れました。
 わかった限りでは来日して久喜で働いているが忙しいとのことでした。

 こうやって勤勉な外国人がどんどん日本に入ってきているんだなあと改めて実感。勤勉な彼らがもしかするとこれからの日本を引っぱっていくかもしれないとまで思ってしまいます。ただ今の日本にいつまでこうした勤勉な外国人が来てくれるのか、果たしていつまで日本に魅力があるのか、少し心配でもあるのです