院長のひとりごと

当初は、もう少し花鳥風月を愛でる話や、世相を風刺するようなことを書いていこうと思いましたが、いつの間にか情けない話ばかりになっています。かといって愚痴めいた話はいやなのでこのペースが続きそうです。


院長のひとりごと その70

April.19.2009

さらば電柱広告



電柱広告を止めました

この数年たった3枚だけ残していました
もっと前から止めても良かったのですが、電柱広告が一枚もなくなるのも寂しいような気がしていたのでズルズルとそのままにしていましたが、契約更改の時期に思い切って止めることにしました。

そもそも6年半前の開業当初は勝手も分からず宣伝手段の一環として十数カ所に電柱広告を取り付けたものでした。開業当初に宣伝としてお金を払って広告を出したのは新聞の折り込みチラシ、郵便局に置いてある封筒への印刷広告、そしてこの電柱広告でした。
 チラシは開業当初のみの配布、郵便局の封筒も最初の一回のみの印刷依頼のみ(これは殆ど効果なし!と判断し、すぐに止めました)

電柱広告は当初はそこそこ効果があったようです。「電柱広告をみてやってきた」という患者さん達がおりました。それでも1年も経つと、そうした声は聞こえなくなり次第に口コミが主流になってきたので徐々に削減するようになり、この数年は3箇所を残すのみになっておりました。

当院の周囲の電柱広告をみていると、医療機関の広告の多いこと多いこと。でも果たしてどれだけ宣伝効果があるのかは不明です。若い年代はネットで検索することが殆どのようですし、高齢者は電柱広告なんて見えていないようです。殆どの年代が「口コミ」でいらっしゃいます。

 だいたい、今や電柱広告の存在すら知らない方が殆どです(当初は枚数が多かったこともあり、少しは目についたようですが)。
 
 街を歩いてみると電柱広告の多くは医療機関のものであるし、鉄道の駅にある看板広告なんて、それこそ医療機関のものが多いようです。ローカル線の駅に行くと、その殆どが医療機関の看板であったりします。そうしたのを見ていると宣伝効果よりもむしろ広告屋のいいカモであるのではないかと邪推したくなるくらいです。

この数年「電柱広告」のことが話題といえば「広告があったのですね!気がつきませんでした」といったものばかりでした。

 もはや電柱広告に何の意味も見いだすことが出来なくなり止めることにしました。


北給田バス停脇の広告、そういえば同じ電柱の巻看板も医療機関の広告ですし道路向こう側の奥にある電柱広告も医療機関の広告です

この写真は4月1日に撮影しましたが、二日後に無くなっておりました



契約では3月31日までとなっていました。4月になったらどうなるのかなあと思って眺めていましたが、4月に入ったら1週間も経たないうちに広告は撤去されておりました。その後に別の広告がつくのかなあと思って時折眺めておりますが今のところ何もありません。どうせ後釜がないのであればそのまま放置しておいてくれても良かったのにと思ったりもしましたが、さっぱりしました。

その後「電柱広告」が無くなったことを指摘された方は今のところ誰もおりません。

蛇足ながらインターネットのHPを業者にお金を払ってキレイなHPを持っている医療機関でも、そのまま放置状態で内容に変化がないところが少なからずあります。これもひとつの「無駄」な気がして成りません

 現在当院であえてお金を払って広告を出しているものは皆無です。現在の最大の宣伝は「口コミ」でしょうか?