院長のひとりごと

当初は、もう少し花鳥風月を愛でる話や、世相を風刺するようなことを書いていこうと思いましたが、いつの間にか情けない話ばかりになっています。かといって愚痴めいた話はいやなのでこのペースが続きそうです。


院長のひとりごと その61

Mar.10.2007


電気屋三番勝負



ある昼下がり、院長室で一服していると電話が鳴った。受話器を取ると奥様からでした。
「もしもし、どうしたの?」
「電話機が壊れた、、。」
話を聞くと10年近く使っていた電話機が不調で、つながったりきれたりするとのこと
「で?どうするの?」
「不便だから、何でもいいから電話機を買ってきて!
と命令が下されました。診療終了後電話を購入に出かける事になりました。しかし診療は7時まであり、後始末をすればクリニックをでるのは早くても7時半を過ぎます。

クリニックの周囲には徒歩では行けませんが比較的近所?に大型電器店が4軒あります。名称は変えております。

その1「電脳安売屋」 でもこれはパソコン専門なので却下

その2「嶽耕作地電気」 街道沿いにある大型店、でもその日は行く気がしなくて却下

その3「エレキ太郎」最近で来たお店。以前「甘味料無線」があったところにできました。8時で閉店なので間に合いそうもないので却下

その4 「先進国首脳会議屋2階屋」 
 ここは夜の10時まで営業しております。そこでここに行って見ました。到着すると店員さんも少々お疲れというか眠そうな雰囲気。家庭で使う電話機なんて、単純なヤツでいいのです。でもfax機能は必要です。
で、店員さんを捕まえて手ごろそうなモノを選んでこれでいいかな?と思って店員さんに色々確認。さてこれでいいかな?と思って最後に「ところで古い電話機は引き取ってくれるのですか?」と聞いたところ
「当店では引き取りはやっておりません」とのことでした。これは案外くせ者で電話機をゴミに出そうとすると粗大ごみになるのでお金がかかります。少しくらい新品を値引きしてもらってもオイシクありません。それじゃ困ったなあーと言うと先方は「無料の引き取り業者がご自宅の周りに来たときに引き取ってもらったら良いのではないでしょうか?」とのことです。
冗談じゃない、こちらはいわゆる集合住宅に住んでおり、滅多に来ない業者がたまに通りかかっても間に合わない可能性が大です。というわけで、そこでの購入は取りやめにして帰宅してました。当然、帰る前に奥様におわびの電話を入れたのは言うまでもありません。

 仕事の都合、購入は日曜まで待ってもらうよう奥様にお願いし、許可を得る事ができました。(急ぐのであれば自分で買ってこい!と言いたいところですが言えない私です)

 日曜日になってあらためて出かけました。まずは「嶽耕作地電気」に行ってみようとしましたが、入り口前で駐車場空き待ちの車がずらりと並んでおります。見ると列の最後尾には警備員が「現在満車のため時間をずらしてのご来店をお願いします」とのプラカードを掲げています。従ってそのままパスしました。

 次に「エレキ太郎」に寄って見ました。ここは敷地は妙に広く、品物が所狭しと置いてあるといった感じではなく、むしろがらんとした感じです。ここでも店員さんを捕まえます。面倒くさいので最初に古い電話を引き取ってくれるかどうか確かめたところ、二つ返事で「勿論かまいませんよ」とのことです。店員さんの感じも良いのであっさり購入を決定。

価格に関しては直接比較しなかったのでよくわかりませーん!

その後「エレキ太郎」では炊飯器も購入しました(当然、古いものはお引き取り願いました)。

 その場限りの値引きより不用品の引き取りを行ってくれるかと言った目に付きにくいところを充実させてくれないとこれから「先進国首脳会議屋2階屋」は苦しくなってくるのではなかろうか等と思ったりしてしまいました。

 「嶽耕作地電気」は土日はいつも駐車場待ちの車で渋滞しています。どーにか改善してくれい!と思ってしまいます。

 「エレキ太郎」はとにかく広く、なんだかムダな広大さを感じます。この東京ではとってもゼイタク!広いのでお客さんの数が少なく感じてしまうのは私だけでしょうか?そういえば以前あった「甘味料無線」の撤退直前は明らかに客よりも店員さんの人数のほうが多かった事がありました。他のお店よりはマイナーな存在ですが頑張ってね!

 かつては店員さんが困り果てるほど値引き交渉をしたものですが、年を取ったのか最近は値引き交渉にも力が入りません。なによりも「値引き交渉」をする雰囲気が最近のお店では薄くなったような気がします。今はどこも似たり寄ったりの量販店ですが、よくよく見て見ると雰囲気意外にも違いが結構あるようです。あら探し?をするのもオモシロイかもしれません