当初は、もう少し花鳥風月を愛でる話や、世相を風刺するようなことを書いていこうと思いましたが、いつの間にか情けない話ばかりになっています。かといって愚痴めいた話はいやなのでこのペースが続きそうです。
院長のひとりごと その51
Mar.16.2006
心霊特訓
前回に引き続き、今回も心霊話です。
その後も心霊話はエスカレートしております。乙さんは相変わらず帰り道に墓地のところで「50歳以上とおもわれるオジサン」を目撃しているそうです。最近は「どうもあまりたちが良くなさそうなので、知らんぷりしている」そうです。
先日は、「いま、トイレの前に男のヒトがいましたよ」などとのたまいます。さっそく行って見ましたがには何も感じません。
そんなことばかり話をしていたので丁さんは、恐くなってしまったのでしょうか?パソコンのアラート音を聞いて「いま赤ちゃんの声が聞こえたけれど霊でしょうか??」などと言い出す始末です。丁さんは自称、「少しは霊感があるかもしれない」とのことですが、先日も業者さんの声を霊の仕業と勘違いしていたようなので信頼性に欠けるようです。
言い出しっぺの甲さんはあまり新たな体験は無いそうです。甲さんも例の墓地でなんとも変な雰囲気を感じるそうですが、甲さんが「目撃」する場所とは微妙に異なるそうです。
ところで甲さんのお母様には「体の右半分がしびれると葬式が近い!」という不思議な予知能力があるそうです。そんなことを話していたら乙さんのおばあちゃんは「月をみて、その様子で葬式が近くにあるかどうか予知していた」そうです。
なんて話をつらつらと丙さんに話していたら「そういえば以前働いていた老人ホームで、とあるおばあちゃんのベッドの下に「この世のものではない何かがたくさんいました」とのことです。そのおばあちゃんは「夜になるとベッドの下に何かいる」と話していたそうですが、丙さんにいわせると「昼間もいましたよ、でもあれは絶対たちの良くないものでした」とのことでした。
こんな具合に私の身の回りは異様なお話がゴロゴロしております。
しかし!!私自身には全くそのような経験はございません!!
私は、なんでそんなに変なものが見えるの??と思わず甲さんに訪ねたところ
「特訓すれば、見えるようになりますよ」とのこと。
「へえー!!!、どうやるの????」
と教えを請いました。
すると「ハッと感じたところがあったら、そこをじっと見つめていると段々と見えるようになります。」とのことです。
「ハッとしたときですか?」
「そうですハッと感じたことがあるでしょう!そこに集中するのです。」
、、、、、ところが私は、その「ハッとする」ことが無いのです!!
どうしたら「ハッとするの?」と聞いても
「ハッとすることがあるでしょう!!」と当然のようにおっしゃいます。
こちらはハッとすることなんてないので集中しようがありません!!
これでは特訓どころの話ではありません。
でもそれからというものの診療終了後、スタッフが帰って一人でクリニックにいるとき、暗がりをじーっと見つめたりして集中したりしていますが、、、、、なんにもみえません。どうも私にはその手の才能は無いようです。