当初は、もう少し花鳥風月を愛でる話や、世相を風刺するようなことを書いていこうと思いましたが、いつの間にか情けない話ばかりになっています。かといって愚痴めいた話はいやなのでこのペースが続きそうです。
院長のひとりごと その 39
Nov.4.2004
再び仮面ライダー
またも仮面ライダーのお話です。その昔の仮面ライダーは全く見たことが無いのに今になって毎週見ているなんて何だか不思議な感じです。
既に今年の仮面ライダーブレイドも後半に入り、だんだんと謎が明かされていきます。あきれ返るほどヘタクソだった役者さんも少しずつ上達してきたようです。でもやっぱりヘタクソです。
一番、上手な俳優は誰か?と聞かれれば、それはもうなんといっても仮面ライダーのマスクをかぶっている(スーツアクターというらしい)顔を見たことも無い役者さん達でしょう!おそらく極めて限られた視界で暑苦しい衣装を着て、言葉を発しないで体の動きだけで全て表現するのですから、ごまかしはききません。これがまたカッコいいんだなあ!
それにしても画像はとてもキレイで、昔のウルトラマンで育った私にはまぶしい限りです。当時のウルトラマンシリーズは飛行機はひと目で模型と分かったし、つり下げる糸が見えていたりしました。それでも十分感情移入して楽しめましたが、画像に関してはコンピュータグラフィックスも駆使している現代のものは本当にキレイですね。
ライダー自身も平成シリーズの元祖である仮面ライダークウガでは一人だったのが2番目のアギトではザワザワと仲間?が増え始め、3作目の龍騎ではなんと13名まで増えました。さすがに増え過ぎたと思ったのか昨年の555では3名まで減りましたが、今年のブレイドではまたも4名まで増えました。最近のヒーローは一人ではカバーできないのかなあなどと変な考えを持ってしまいます。(そういえばウルトラマンシリーズも最初はウルトラマン一人だったのが、最後はウルトラナントカ兄弟でたくさん出演していましたなあ)
ストーリに関しては気のせいか昨年の仮面ライダー555(ファイズ)が、かなり凝ったストーリだったためか、今年は比較的単純化しているような気がします。だからといってつまらないというわけではありません。そもそも本当の対象はこどもなのですから、こどもが喜ぶストーリでなければいけません。まあ、もっともお母様達に聞いてみるとこどもたちは細かいストーリよりも「戦い」のシーンが毎回見られれば、それで納得するような一面もあるそうです。
それよりももっとも恐ろしいのがおもちゃのバンダイとの連携です。仮面ライダーシリーズは1年間放映されるので緻密なおもちゃ販売計画が立てられるようです。
まず放送が開始されると変身ベルトが発売されました。主な兵器も発売されます。
仮面ライダーの象徴である変身ベルトです(買わされちゃいました)。なかなか良くできています。でも私のウエストにははまりません(泣)
バンダイではありませんがブレイドカレーやブレイドソーセージも一斉に発売されました。それらが一段落しストーリもちょっとなかだるみ?のようになってきますが夏前にテレビでちょっとした小物が出現します。昨年の555ではファイズアクセルという加速装置、今年は新たな変身をするためのアイテムがでました。すると間髪入れず、そのおもちゃが発売されます。これは3千円くらいと安くは無いが、極端に高価ではないものです。偶然なのか、どちらも腕に付ける小物という点も共通しています。当然チビスケは欲しがります。買わされちゃいました。
↑昨年の555アクセルと本年のラウズアブゾーバー 発売時期も装着方法もなぜか同じ!何よりも価格も似た価格でした。バンダイおそるべし!
さらに秋になると番組では終盤に向かってライダーがまたも強くなり変身します。
最終形態ということで今度は変身も大掛かりになります。昨年は555ブラスターフォームといって大きなマシンガンなような兵器が出現しました。
仮面ライダー555ファイズブラスター。1月で放送終了なのに11月に発売になりました。放送終了後は山積みで在庫一掃セール対象となっていたような、、、。
ことしは仮面ライダーブレイドキングフォームといって、やはり立派な剣のような兵器が出現しました。するとやはりこれが10-11月にかけておもちゃとして発売されます。これらはトイザらスなどでも6千円以上するという結構な価格です。さすがにおいそれと買うわけには行きません。おそらくクリスマスなどもターゲットにしたおもちゃなのでしょう。
仮面ライダーブレイドキングラウザー。高いです!そのわりにおもっちゃっぽい(当たり前)ので今のところ購入する気はないのですが、、。(放送も1月までですし、、。)
チビスケは当然欲しがります。こちらは知らんぷりをします。しばらくはこどもと対決が続きそうです。チビスケは「サンタさんにお願いするよ」と今から宣言しています。
昨年の555にしても一昨年の龍騎にしても最終回は結構無難にまとめられてしまいました。個人的にはもっと悲惨なギトギトした終末を期待していたのですが、期待外れ?でした。でもこれにしても、こどもたちのことを考えれば、これでよかったのであろうと思っています。たぶんブレイドもまあ無難に終わることでしょう。そしてそれでよいのです。でも来年も仮面ライダーシリーズは続くのでしょうか?仮に続いてもこどもが興味を無くせば、一緒に見ることも出来なくなってしまいます。それはそれで寂しくなります。複雑な心境です。
なんて書きながらチビと一緒に番組を見ていたら、「影の局長?」らしき人物が登場!よくみると、なんと!ウルトラセブンで主役のモロボシ ダンを演じていた 森次晃嗣 ではありませんか!いやあびっくり!お歳を召されましたなあ〜!意外な俳優が出現!これもスーパーヒーロー番組鑑賞の醍醐味なのでしょうかね??