院長のひとりごと

当初は、もう少し花鳥風月を愛でる話や、世相を風刺するようなことを書いていこうと思いましたが、いつの間にか情けない話ばかりになっています。かといって愚痴めいた話はいやなのでこのペースが続きそうです。


院長のひとりごと その27

Feb.1.2004

仮面ライダー(その3) 

 

 この半年(まともに見たのは8月以降)、チビスケと一緒に楽しませてくれた仮面ライダー555(ファイズ)が終わってしまった。ちょっと雑感を書きます。興味の無いヒトは飛ばしてください。

 最近は大人のドラマでも最初から一年を通じて放送される作品はあまり無く、途中で打ち切られるものも少なくないようです。いまや視聴率が低くても一年間放送されるのは[NHKの大河ドラマ]くらいではなかろーかと思ってしまいます。そうしたなかで一年間人気を維持するのは大変だったと思います。

振り返ってみると、ストーリは面白かったが、いろいろ矛盾点というか

「あの疑問はいつの間にか立ち消えになってしまった!!」

こともありました。いちいち指摘しても大人げないのでここでは割愛します。

役者の演技に関しては、大体こうした子供番組?は新人を使うので概してうまくないです。ですから特に初期は演技をごまかしやすい「怒鳴り合うような演技」が多かったような気がします。それでも少しずつは上達したようですが後半になると、自問自答するような場面が増えてきたためか、苦しいような演技がしばしみられました。でもいつも残念に思うのは、こうしたシリーズの役者さんがその後メジャーになることは殆ど無いということです。私の知っている限りでは初代仮面ライダーの藤岡弘とウルトラシリーズの石田えりくらいですかね?そういえば初代ウルトラマンの主人公のハヤタ隊員を演じた黒部進も、はっきり言って「うまくない演技」でした。

敵役のオルフェノクですが、最初の何話かはコンピュータグラフィックスを駆使して、怪人の両足が尾びれに変化して空中を飛び回るとか、象の姿をした怪人はちゃんと下半身が四つ足の自然な形態をしていました。でもこうした凝った演出は半ば以降は消え去り、怪人達はいずれも昔ながらのぬいぐるみばかりだったようです。そのぬいぐるみも、よく見てみると使い回していたのがわかります。

 かつてのウルトラセブンも後半は特撮がおろそかになったのは前半で予算を使いすぎたため後半で特撮にかけるお金がなくなってしまったのことですが、555も同様な理由なのかしらん?と思ってしまいました。

 提携してバンダイから様々な555関連のおもちゃが発売されました。どのおもちゃも非常に良くできていると思いました。というよりも作品の設定時にバンダイと綿密に打ち合わせをして、売れそうなものをデザインして仮面ライダーを設定したというのが正しいのでしょう。
 私は子供の頃、ウルトラマンに出てくる「科学特捜隊」の流星バッジやウルトラマンに変身するための「ベータカプセル(別名フラッシュビーム)」が欲しかった記憶があります。でも当時はそんなものは売っていなかったような気がします。せいぜい鉛筆がベータカプセルの代用でした。(余談ですが、当時は子供がボールペンを所有することは無かったですね)今は、子供の欲しがるようなものはすかさず商品化するのでしょうね?

 画像は概してとてもきれいでした。大人も楽しめる内容だったと思いますが、果たして本当の対象年齢はどのくらいに設定されているのでしょうか??


1月から「仮面ライダーブレイド」が始まりました。 ちなみに今度は「トランプカード」のようなものを使うそうです。バンダイも既におもちゃを予定しているようです。

(バンダイのおもちゃ発売スケジュールというのを見て恐ろしくなりました!!)


さっそく仮面ライダーブレイドの第一話を見ました。やはりというか新人ばかりなので演技はヘタクソ!。怒鳴り合うばかりで何をやっているのかわからない状態でした。でもまだまだ最初なので仕方のないことだと思っています。果たしてこれからどうなっていくことでしょうか?ちらと見た限りではブレイドの方が555よりも、よりヒーローものとして分かりやすいものに構成されているような気もしましたが、、、。

この平成仮面ライダーシリーズも5作目になります。果たして楽しませてくれるか、それともマンネリとなるのでしょうか?