院長のひとりごと

当初は、もう少し花鳥風月を愛でる話や、世相を風刺するようなことを書いていこうと思いましたが、いつの間にか情けない話ばかりになっています。かといって愚痴めいた話はいやなのでこのペースが続きそうです


院長のひとりごと その106

July.21. 2024
 

お葬式

 

 母が亡くなった。さて「お葬式」をせねばなりませぬ。

 亡くなる10日ほど前から、これはやばいなあとわかっていたので葬式の準備をせねばと動き始めた。取り敢えず顧問税理士に話をすると「亡くなってから葬儀屋さんに話をすると一番高いランクや2番めを勧められるので早めに動いた方が良い」とのアドバイスを頂きました。姉に相談すると、知らなかったのですが母はあらかじめ葬儀の手はずを10年以上前に予約?していたことが発覚。それなら話は早いかもしれない。書類などは姉が持っていることもあり姉に大体のことを任せることにしました。細かいことはその都度相談することとしました。ただし、「息子が医者であることは絶対喋ってはダメ!」と念をおしました。なぜなら経験的に「医者」がいると高い料金プランを勧めてくる可能性が高いからです

 幸い?母の組んでいたプランは極めて質素なものでした。まずは「家族葬」としました。大体親戚は北海道だし祖父母も祖父母兄弟も死去しており参加は現実的に無理!なのでほぼ自動的に家族葬となりました。そんなこんなで亡くなる前までには大まかな予定を組むことができました。
 お寺の方にもあらかじめ連絡してお伺いを立てておきました。(このお寺も亡き父が「近いから」という単純な理由で生前にお墓を購入したところであり、近所にあるので助かりました )

 さて母が亡くなった当日、予定通り葬儀社に連絡を取り斎場に遺体と一緒に移動。当初はお寺に運んでもらおうかと思っていましたが、手間隙かかるので斎場に直行することとなりました。

 到着して葬儀社の方と姉と一緒に細かい打ち合わせ。先方は色々勧めてきますが、コチラはあれもいらないこれもいらない、これはつけてもらおうかな?といった具合で話を進めました。そうやって手続き完了。ほっとひといき

 翌日は日曜なので姉家族と合流して施設にある荷物の整理。バタバタと片付けましたが不用品のほうが圧倒的に多かったです。

 葬儀は翌週の水曜午後にお願いしました。なぜならクリニックは休診日であり、午前中は施設の訪問診療こそありますが午後はフリーにできたからです(なんて勝手なんだろうと思ったりもしましたが許してね)

 当日は私家族と姉家族と合計6名の本当にこじんまりとした葬儀。気を使う人もいないので気楽?な葬儀でした。あっという間に式はすみ、あっというまに母は骨になりました。父親の時は少しはしんみりとしましたが、今回は「ああ終わったなあ」と淡々としたものでした。

 余談ですが税理士から「お布施などにかかったお金は領収書をもらっておくように」と言われていました。えー?お布施に領収書なんてもらえるの??? と思い、恐る恐るお寺に話をしたところ「ああ良いですよ」と二つ返事でOKでした。更に四九日の際にかかるお布施代の金額、卒塔婆代、その他諸々の予算を提示してくれました。まあ、ありがたいといえばありがたいです。お寺もオープンになったものだと感心しております