分類不能項目


Vol. 62

2014. June.5

親子で北海道鉄道旅〜秘境駅編2〜


 

2014年3月31日(月)

 

昨日とはうって変わって快晴です。気温は低くとも暖かく感じます。伊達紋別から普通列車に乗って今回の北海道旅最大の目的地であった駅に向かいます。駅をいくつかすぎると列車には我々以外の乗客は皆無となりました。やがて目的地に静かに到着しました

7:51 普通長万部行き

8:33 小幌

koboro

plate

小幌(こぼろ)
そうです。とうとうたどり着いた駅は秘境駅の中でもKing of 秘境駅!として知られる?小幌駅です。
 トンネルをくぐり抜けるとすぐそこが駅。以前から情報は得ていましたが降りて改めてびっくり!!トンネルに挟まれた間にある駅とは聞いていましたが、わずかその距離は100Mたらずしかありません。こんな狭いところに「駅」があることがそもそも不思議です。

timetable
一日上下3本ずつしか停車しません


 周囲はまだ雪で囲まれています。もともと三方は山で一方は海が見えます。海に通じる道があるようですが、そもそも雪で覆われて道なんて影も形もありません。

俯瞰図
三方を山に囲まれ一方は海。陸路でこの駅に到達するのは不可能です(そもそも道がない!)

34
到着したところ。トンネルは礼文方面(そちらからやってきた)、2両編成なのにホームからはみ出して後ろの車両は一部トンネル内です

12
列車は発車するとすぐにトンネル。列車がホームから離れた時には先頭はすでにトンネル内。いかに狭いかお分かりでしょう

5
静狩(長万部)方面です

maoutain
海側から駅を眺めます。真ん中に見えるのはトイレ。左側はなんだっけな?電気関係だったかな?

海
駅から海を眺めます

パノラマ
パノラマにするとこんな感じ

駅?の反対側に横断するにも通路は雪に埋もれています。詰め所も雪に埋もれています。やむを得ず線路を伝って反対側に移動します。気をつけなくてはならないのは特急列車などが通過することがあるので巻き込まれないように注意が必要です。一応サイレンが鳴るので気をつけていればよいのですが、うっかりすると目の前のトンネルからいきなり列車が現れることになるので気を抜けません。


特急列車があっという間に通過します(事前に警報音がなります)

 


ぐるっと見渡しても何もありません。聴こえるのは雪解け水が流れる音ばかり


 それにしてもすごすぎる駅です。当然乗降客などいないのですが、雪の上には足跡はいくつか残っています。詰め所には「旅ノート」がおいてあり、読んでみると大体数日に一人は訪れる「物好き」がいるようです。当然ながらちび助もなにやら書き込んでおりました。
 雪解け水のせせらぎの音が聞こえ、しばし山鳥のさえずりに耳を傾けます。時折遠くに自動車の通過音が聞こえるのでそれほど遠くないところに道路があるのでしょうが、いずれにせよこの駅には自動車で到達することは不可能です。以前訪れた飯田線の田本(たもと)、小和田(小和田)駅、四国の土讃線にある坪尻駅等に通じるものがあります。しかも室蘭本線というJR幹線に存在することが驚きです。
 小一時間の滞在で物足りなかった感もありますが冬のこの時期に長時間の滞在はきついものがあるかもしれません(この列車を逃すと次は3時間待ち?)。後ろ髪を引かれる思いで駅を後にしました

 

ついでにCubicVR画像 360度上下左右を見ることが出来ます 要QuickTime

その1
その2
その3
その4
その5
その6

 再び洞爺駅に戻り今度は特急列車に乗り換え札幌に行き、そこからさらに特急スーパーカムイに乗り換え、留萌線に入ります。実は北海道暮らしの経験もある私ですが留萌本線は初めての経験です。留萌線を走っていると徐々に雪景色が濃くなってきます。札幌近郊ではほとんど雪はなくなっていましたが、ここ留萌線沿線は次第に雪深くなってきて駅のホームの高さくらいの積雪がみられます。途中の深川駅で普通列車に乗り換えます。
 このあたりは一直線の延びる線路が美しく見えます。途中、魅力的な駅や秘境駅もいくつかあるようですが時間の関係上割愛せざるを得ません。そうした中で到着した駅はやっぱり秘境駅です

9:16 普通 東室蘭行き

9:41洞爺 9:58発 特急S北斗5号 札幌行き

11:47 札幌 12:00 特急Sカムイ旭川行き
13:05 深川 

daiidou
一気に大移動です!

13:23 普通増毛行き

13:42 真布

rumoi
ずいぶん遠くに来たなあ、、

 

真布駅(まっぷ)

1
over


 ここは秘境駅の一つです。といっても周囲に民家は散在し、すぐ脇には道路も走っています。実は駅に降りたとき一緒に降りた地元の方と思われるご婦人がおひとりおられました。そのご婦人は静かに徒歩でどこかに歩いて去っていきました。おそらく駅からそれほど遠くない家にお住まいなのでしょう。正直「こんなところで降りる人がいるんだ!」と驚きましたが、先方からするとこちらの方がよほど怪しげに見えたことでしょう。

それにしても留萌本線を利用するのは初めてですが、ひたすら一直線に線路が伸びていきます。いやあ美しい風景です。こんな一直線な大陸的な風景は北海道ならではです

 
真布駅までの前窓からの画像 ひたすら一直線の線路が伸びていきます


ありがとう、そしてさよなら 

 

 ここは一直線の線路の上にぽつねんと存在する、いわゆる「板切れ駅」です。木造の短いホームが存在するだけです。ただし昨日訪れた東山駅と異なる点は「待合い所」が存在することです。ただしこの待合い所はオール木製のほったて小屋のような建物です。よく今まで残っていたものだと感心してしまいます。内部は照明もないようで薄暗くなにもありません。これはこれですごいことです。

12
待合内部 実際にはもっと暗いです。右の写真にみえますが昔の標識板と思われるものが置いてありました
old
数十年前に使用していたのでしょうか?


 ホームは板張りですがよく見てみると骨組みは古いレールを利用しているようです。ただ主要な部分はしっかりとした土台がくまれており比較的新しいのかな?と思わせるものでした。それにしても周囲は、まだまだ雪景色でした。

cross
駅のすぐ横に踏切があり、立派な国道が並走しています
1rear
左は踏切から駅側を見たもの、右は反対方向を見たものです

panorama
パノラマにするとこんな感じ。右手が道路側、左手は雪原が広がります

righit
冬に来たら、さぞ一面の銀世界なのでしょうね

 

snow
まだまだ一面の雪景色(本来は畑だそうです)

climb
チビスケが雪溜まりを登り始めたら(左端)

climb2
案の定、雪に足を取られて往生していました アホめ


 じきに列車がやってきて帰途につきます。これにて今回の鉄道旅も終了です。本日はわずか2つの駅を訪れるために道南から道央まで移動しました。同じ北海道内といえども距離にすれば東京から福島くらいあります。函館方面はほとんど雪が残っていませんが留萌の方はまだまだ雪深い風景です。やっぱり北海道って広いのですね。


帰りの列車がやって来ました 
mujinn
しばらくは我々以外の乗客はいませんでした
JNR
列車についていた扇風機には「JNR」と国鉄のマークがついていました


 帰りは飛行機で帰りました。一時間半であっという間に東京です。飛行機ってほんとうに速いのですね

 チビスケと一緒に泊まりがけで鉄道旅に出かけたのは久しぶりです。今回の旅では私は「おさいふ」であってルートはすべてチビスケが決めました。もうかないませんね

真布 14:08 普通深川行き

14:28 深川 14:43 Sカムイ28号札幌行き

15:50 札幌 15:55 エアポート156号新千歳空港行き

16:31 新千歳空港 17:30 ANA074 羽田空港行き

さあ、明日から仕事でーす

kitasippu
これは真布駅の2つ手前にある北秩父別駅(きたちっぷべつえき)
ここも秘境駅の一つですが時間の関係から下車はかないませんでした。しかしここも線路は一直線ですなあ