Vol. 52
2012. Jan.2
親子で四国一周鉄道旅(その 5)
2010年のお話です
チビスケは小学校を卒業し4月から中学生となります(2010年のお話です)。中学受験も終わり記念というわけでもありませんが親子で四国一周の鉄道旅行をすることになりました。さすがに四国一周ともなると1泊ではムリなので3泊4日の旅となりました。(そのため仕事を一日お休みさせて頂きました)
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2010年3月29日(月)
四国旅行四日目
いよいよ最終日です。本日で旅行もおしまい、東京に帰らなくてはなりません
当初は6時ちょっとすぎに徳島をでる予定であったがチビスケが「朝早起きするのがつらい」とのことで、結局順延。6時15分に起きて昨晩かっておいたカップヌードルを二人で分けて食べてから出発
7時8分発の特急で徳島を離れる
月曜の朝だけにスーツ姿が目だちます
板野着 ここか普通列車に乗り換えます
ここもそれなりにいい雰囲気の駅です。ホーム屋根の形がなんとなく面白い感じです
板野で普通列車に乗り換えて
阿波大宮(あわおおみや)駅
7時36分 阿波大宮駅着
当初の予定では1時間早く到着する予定でしたが先の事由で遅くなりました。
当然無人駅、秘境駅としても知られていいます。駅の周囲は人家が数軒、商店はありません。山村といった風情です。何でも駅舎は昭和の初期に作られてものが大事に使われているそうです。一見何の特徴もないように見えますが歴史があるのですね。待合いの方にはたぶんかつてホームとして使用されていたと思われる跡があります。
待合いからホームに行くのには跨線橋を渡っていくのですが、地元の人は跨線橋を使わずにそのまま線路を横断しているようでした
ホームにたたずむと聞こえるのは犬の鳴き声くらいでとても静かな雰囲気です。まだ大気はひんやりとしており夜ならばおぼろ月夜が似合いそうな情景でした。
30分にも満たない滞在時間でしたが満足できるものがありました。
ハイキングの下車駅でもあるようです
8時00分 阿波大宮駅発
再び徳島駅に向かいます
8時43分 徳島駅着
9時03分 徳島発 剣山3号阿波池田行き
10時14分 阿波池田着
10時19分 特急南風3号中村行き
左側が特急剣山、右が特急南風です。南風はアンパンマン列車でした
アンパンマン列車の内装はこのとおり
平日の午前中だから空いているだろうと高をくくっていたら意外と混雑しており最初は座れませんでした、途中の大歩危(おおぼけ)駅でようやく座ることができました。いやあ座れると快適ですね
11時17分 土佐山田駅着
ここで普通列車に乗り換えます。昨日も利用した土佐山田駅です
11時30分 普通阿波池田行き
途中昨日訪れた新改駅を通ります。皆写真を撮影したりしていましたが下車した人は誰もおらず乗車した人もいませんでした。さすが秘境駅!
男たちが次々と先頭に集まっていると思ったら新改駅のスイッチバックを見ているのでした
それにしても複雑な線路となっています
左手に新改駅のホームが見えてきました!
新改駅から出発したところです。スイッチバックのために停止する所で終わっています(チビスケ撮影)
新改駅から隣の繁藤(繁藤)駅までの動画です。トンネルが多く、いかに険しい道のりかがわかります(チビスケ撮影)
(およそ8分もあるので適当に流してください)
土佐北川(とさきたがわ)駅
土佐山田から戻ります
12時02分 土佐北川駅着
ここも秘境駅の一つ。なんと鉄橋の中にホームがあるという駅です。他には特徴もないのでだれも降りないであろうと思っていたら、なんともう一人若者が下車しました。
どうみても「鉄」であり素人?ではない!
青いジャケットを着た少年が一人下車しました
駅そのものが鉄橋に存在します
とにかくまずは駅観察。
ホームからは峡が一望できます。この橋はかなり高い位置に設置されており、すぐ横には山が存在するためか風がかなり強いのです。ホーム自体が鉄橋の内部にあるので幅が狭くうっかりすると通過する特急列車に吹き飛ばされるのではないかと思うくらいです。
時間があったので周囲を散策してみます。駅からは階段を使って降りていきますが、すぐそばには国道が走っており、ひっきりなしに車が通過していきます。
駅の脇?に通路がありここから下に降りることができます
当たり前ですが鉄橋の下は川です
河原に降りてみますが、この辺はアマゴなどの魚が採れるようです。しかしながらいろいろ制限があるようで無断で魚釣りなどをするのは禁止されているようで「遊魚券」が必要なようです。そういえば国道沿いにあった食堂?には「遊魚券あります」と書かれた紙が貼られていました。また「庭石などの採取は禁止されています」」と書かれてありました。ふーん石を拾いに来る人もいるんだと妙に感心したりしてしまいました
下の国道沿いにあったお店。遊漁券を販売しているようです。ちなみにバス停の名称は「枯谷」でした。なんだかすごい
それにしても!予測外に気に入りました。このダイナミックな橋脚と自然!すばらしい!
木造の待合いなどない鉄橋そのものでありプレートに1983とあるので造られたのも新しい駅なのに非常に気に入った駅の一つとなりました
土佐北川駅のCubicVRです画像をクリックしてください(要QuickTime)
こちらは河原のCubicVRです画像をクリックしてください(要QuickTime)
一通り散歩してから先ほどの若者に話しかけてみると、彼はなんと鳥取から日帰りできたそうです。今度高校一年になるとのことでこれから新改駅に行くそうです。すでにあちこちの駅を回っておりなかなか筋がね入りの「鉄」のようでした。頼もしい!
お迎えの列車が来ました
13時07分 土佐北川駅発
途中再び新改駅を通ります。うれしいなあ
13時43分 土佐山田駅着
これで3回目の土佐山田駅
とにかくおなかが空きました。なにか食事をとろうと駅前をうろうろしますが店も少ないしほとんどのお店が閉じています。1件レストランを見つけ、そこでランチをとることができました。
駅前風景・この旅行中、一番まともな昼食だった?(ちなみにチビスケも私と同じく左利きです)
しかし事件発覚!チビスケの帽子がないことに気がつきました。土佐北川駅で風が強いので帽子を脱いでバッグに入れておいたのですがいつの間にかなくなっていることに気がつきました。おそらく土佐北川駅か、そこからの普通列車内のどちらかで紛失したと思われました。しばしチビスケは落ち込んでいました。
14時30分 特急南風18号に乗車
朝の列車が混雑していたので座れるか少し心配でしたが問題なく座ることができました。岡山まで約2時間、私は居眠り、チビスケはひたすらニンテンドーDSをやっていました
瀬戸大橋を通過します。行きは暗くて何も見えなかったが今回はしっかりと目に焼き付けます
いつしか瀬戸大橋を渡り四国を離れました。それにしても四国をほぼ一周したことになりますが、あまり「四国」を実感したという感覚に乏しいのはなぜしょうか?(普通の観光を全くしていないのも一因でしょうね?)ただ、ニュースをみると東京は気温が5度前後しかないことをみると、ぽかぽかと暖かいこの地はやはり南国なのでしょう
よく廻ったというかなんというか
16時41分岡山着
17時14分発の「のぞみ47号」に乗り込みます。ほぼ満席でした。当初は自由席しかとっていなかったのですが松山滞在中にもしやと思い予約席に切り替えておいて大正解でした。自由席だったらおそらく着席できなかった可能性大です
最後は駅弁で締めます
帰って来ました
あとは一路東京へ
明日から仕事です
チビスケはまだ春休みですが、4月からはいよいよ中学生となります(2010年4月より)