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Vol. 39

2010. March. 22

親子で再び久留里線全駅乗下車旅行(後編)


Wikipediaより

赤い線が久留里線です


さて、後編です(2010年2月7日)

東横田(ひがしよこた)駅

ここは待合室がかつての国鉄貨物で使われていた車掌車を流用したものということなので楽しみにしていたのが、新たに小奇麗な待合に変わっており我々にとって魅力が無くなってしまった駅です。でもまあせっかくだし次の列車まで10分程度しか待たないのし、何よりもここを省略しても行程に影響はないので下車しました


  

これは2008年に撮影した駅前?風景です。当時は右に見える白い建物は使用されていませんでしたが今回訪れてみると

模型とラジコンの店になっていました。とびら越しに除いてみると床にラジコン用のコースが作られており、子供がラジコンカーを走らせていました。こんなところで趣味性のお店の経営は楽ではないと思いますが頑張って欲しいものです

 

東横田駅全景


車内はほぼ貸しきり状態でした


小櫃(おびつ)駅

 再びみっつ進んで小櫃駅に行きます。ぽつんと待合がひとつ。何も変わっていないようです。変わらないのが嬉しい感じ??

近所に展示されているC12機関車も健在でしたが腐食が進んでいるようで保存状態は決して良好とは言いがたいものでした


下郡(しもごおり)駅

 一つ戻って下郡へ

ここはホーム自体が短くとてもコンパクトな駅。簡素な待合があるのみ。線路の向こう側は一面田んぼです。とてものどかな雰囲気で、ゆったりした気持ちになることが出来て個人的にはとても気に入った駅だったのですが、、、、

2008年撮影のものです。ベンチに屋根がついただけ?の簡素な待合でした

2008年撮影、水田との組み合わせが美しい!

ところが!!

待合所は取り壊され、新たな待合所がつくられておりました!改装された東清川駅を見たときに何となく予想していましたが、やはりというか変わっていました。以前はなかったトイレもつくられておりました。

あらら??しかも待合の屋根には立派な看板が出来ています!

待合は明るくて清潔な印象です。平成21年と建物財産票には記されていました

待合を新装するのは利用者にとっては良いことなのでしょう。しかしあの立派な駅看板は余計な気がします。あんな立派な看板を作るお金があるのならば他にもっと有効な使い道があるような気がするのは私だけでしょうか?これが私鉄だったらもう少し考えて行動を起すと思うのですが、国鉄経営の名残なのかなあ?


久留里駅

 三つすすんで久留里駅へ。

 駅自体は変わりなく、なんとなく安心しました。昨年同様、時間があったので周囲を散歩しました。駅周辺の建物は工事中だったりします。駅前商店街は日曜日だというのにシャッターを下ろしたままの店が増えたような気がします。この活気の無さ!どうにかならんかなあと思いつつもどうしようもないかなあ、、、、

駅入り口、たたずむは私です

名物?タブレット交換。ちなみに千葉県のJRでタブレット交換が行われているのは久留里線だけなのです

駅周辺道路、日曜なのにシャッターが閉じられたままの店舗が目立ちます

それにしても!寒いっす!!手袋を外せません


俵田(たわらだ)駅

一昨年火事で待合所が焼け落ちてしまい、仮説待合所であった俵田駅です

 

2008年撮影の仮待合所

今までの駅の変化を見てきたので、おそらく新しく待合が造られているだろうと予測出来たので期待?はしていませんでしたが、やはりというか他の駅に倣って簡易待合所が新設されておりました

左側にトイレ、ちゃんと男女別々になっています

国鉄カラーに塗り戻されたキハ30がやって来ました。建物よりも列車の方がはるかに古い!

駅への入り口です(2008年撮影)

2010年、そこには東清川と同様、金属製の立て看板?がありました

そういえば手前の金属製の柵も一昨年はなかったような、、、

我々のような他所者から見れば以前の方が絶対オモシロイ風景ですが、地元の方からすれば待合が仮説テント状態であるのはトンでもない話であり、現在の姿は当然といえば当然でしょう


上総松丘(かずさまつおか)駅

 ここは一昨年と比べて何も変わっていませんでした。待合は既に新しいものが前回訪問時に建っており、もはや変わりようがないといったところなのでしょうか?

ログハウス風の待合所

狭い簡易舗装の道路を登って行くと駅に着きます。大型車は通れないと思います

待合の反対側には「敷地内への立ち入りを禁止します」という看板がありますが、周囲の状況はどう見ても線路に立ち入らないと待合には辿り着けない構造になっています。親切に立ち入り禁止の標識が有る箇所は横断しやすいように出来ています

 ホームにたたずんでいると近所の家からカラオケに合わせてヘタクソな歌声が聞こえてきました。チビスケと一緒に「ヘタだねえ」と、でも本人はいたって気持ちよさそうにうたっているようでした。

 日がだいぶ傾いてきました

 


平山(ひらやま)駅

ここも何も変化はありません。待合よりもトイレのほうが立派でキレイな駅です。

上の一枚は2008年撮影

この待合も健在、後方は国道が走りガソリンスタンド施設が見えています

ホームから見る風景は遠くに鳥居が見えたりして、のどかです

線路側は一面田んぼですが、待合の後ろにはすぐに国道が走っており、そのさらに後ろは林となっています

無人駅。ここの駅舎(待合室)は小櫃駅と同様である。


そして終点

上総亀山(かずさかめやま)駅

いよいよ終点です!!

まだ2月半ばなので駅に到着した頃には暗くなっていました。外に出ると寒さが身にしみます。駅前のお店はどこも閉じたままであり、待合所も寒いので折り返し列車にさっさと乗り込み暖を取っていました。

左が2008年5月、右が2010年2月です。どちらも午後5時半頃の撮影ですが、明るさが全く異なります

ホームから少し移動する久留里線車両。

久留里線終点の上総亀山駅では3両編成の場合、ホームからはみ出 してしまいます。そのため折り返す前に一旦、後部車両となる一両 を移動させて上り側2両を使用出来るようにします (と、いうか先頭側2両しか使用しないのです)。確認していませんが馬来田からは3両とも使用するようです

とにかく今回も無事、全駅上下車達成!

最後は国鉄色キハ30でシメました

一気に木更津駅まで戻ります。昨年は臨時特急列車が来たので木更津からすぐに東京に戻りましたが今年はそんなものはありません。せっかくなので駅まで夕食でも食べて行こうと思い外に出てみますが、意外なことにお店が殆どありません!!目に付くのは飲み屋ばかり。駅の両方の出口から探索して、ようやくラーメン屋を見つけました。そこで夕食を食べてようやくお腹も満たされました。それにしても木更津駅レベルの駅周囲に飲食店が7時頃、既にほとんどやっていないことにはちょっとオドロキでした。ある意味、無人駅よりもショックでした。

木更津駅は既に真っ暗、明るいのがラーメン屋です