当院における湿潤療法の実際
case 12 に手袋についた化学薬品に引火した事による熱傷(26歳男性)
作業中、手に溶剤が付着し、それに引火したことにより受傷
2011/5/26に受傷し某大学病院受診。軟膏で処置をされたそうです。湿潤療法希望されて当院に来院されました
2011/5/28当院初診時
なかなかすごいです。水道水でよく洗って(消毒などは行わない)ワセリンをたっぷり塗布して(空気と遮断することにより痛みを軽減する)、さらに穴あきラップ&吸湿剤(紙おむつのようなもの)で覆いました
入浴は禁止していませんが、お湯につけるとさすがにしみるそうです(そのうち慣れます)
2011/5/28
手のひらの部分はふやけた状態でフニャフニャです。発赤は認めますが痛みや熱感に乏しく感染はないと判断し抗生物質は使用していません
画層の左下にチラリと写っていますが実は引火した炎を振り払おうとしてシャツにも火が移って腹部にも熱傷を負っています
2011/6/2
剥離した 皮膚は無理しないで出来る範囲で切除します
2011/6/6
この頃から急速に改善してきた印象があります。10日以降は痛みもかなり軽快したそうです
2011/6/20
上皮化も進み、機能的も問題ありません。以後はワセリンを塗布するくらいです